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伏龍 (Huku-Ryu)

(ふく・りゅう)
制式名称:無し

傭兵軍のある部隊により1機だけ改造された水中戦闘用AFS。

2886年夏、ニューギニアのとある港町は、シュトラール軍の通商破壊部隊によって封鎖されていた。
この港は、日本やフィリピンといった傭兵軍の生産拠点とオーストラリアを結ぶシーレーンの、オーストラリアへの最後の寄港地であった。
シュトラール軍は1隻の無人哨戒艇F-bootと数機のノイスポッターだけという小部隊でこの封鎖を行っていた。F-bootは港付近のマングローブに潜み、輸送船が通りかかると出撃し、レーザーと魚雷による一撃で輸送船に損害を与えると、すぐさま離脱するという、徹底した一撃離脱戦法を取っていた。
防衛部隊は小型の哨戒艇や駆潜艇でF-boot狩りを行ったが、逆に返り討ちにあい、数日でほぼ全滅してしまった。
同地で機材共に足止めを食っていたとある砲兵連隊の隊長は、現地部隊のあまりの不甲斐なさに激高し、自らF-boot狩りを行うことを決意した。
当初はドールハウスによる狙撃を試みたが、観測部隊を配置する場所が無く断念した。
その後、連隊長は現地の廃墟で発見された初期原子力時代に書かれた古文書からアイデアを得て、それを実現することにした。それは、水中に歩兵を配置し、海面を移動する船を攻撃するという破天荒な戦術であった。
現地に野積みされていたGポーンのパーツから水中活動できるAFSが1機作られた。元々機密性の高いGポーンは、そのままで水中行動が可能であったが、エンジンとパイロットが消費する空気の供給方法が問題となった。その解決方法として、17mの長さを持つフレキシブルパイプを装備するブイ付シュノーケルが装備された。
実験の結果は良好であったが、海水がかかるとシュノーケルを自動閉鎖するシステムが誤作動を連発してパイロットを殺しかけ、なおかつ水深15m以内でしか行動できないことが問題となった。このためシュノーケル装備は見送られた。
そこでエンジンを下ろし、代わりにルナポーンで使用されている燃料電池+モータシステムが搭載された。これで外見は完全にルナポーンと同一のものとなった。エンジンの変更により空いた隙間には、乗員用の酸素ボンベが搭載されたが、容量に問題があり、活動時間は1時間が限度となってしまった。少なくとも2時間の活動時間を確保する為、パイロットの呼気を循環させる閉鎖式呼吸装置が搭載された。
水中での視界は、海水の透明度が高い為に以外に広かった。しかしパイロットは目標の方向を知ることができなかった。そのため、海底にセンサグリッドを配置し、水中のAFSを目標に誘導する方式が採られることになった。
両腕はマニュピレーターとなっているため固定武装はなく、武装は浅海用に開発された85型簡易機雷であった。敷設および回収を簡易化するために、伸縮自在のロッドに弾頭を装備しており、ロッドを海底に差し込むだけで敷設が可能であった。弾頭は複合センサにより頭上を通過する船舶を探知すると、ロッド内に装備された圧搾ガスにより射出されるようになっていた。
数回の実験により有効と連隊長が判断した水中AFSは、「フクリュウ」と名づけられた。これは連隊長が参考にした古文書に書かれていた同種の兵器に付けられていた名前であった。
実戦配備は改造完了後すぐに行われ、数日後にF-bootに遭遇した。閉鎖式呼吸装置や弾頭射出装置の故障に悩まされながらも、最大限に伸長させたロッドの先端に装備した弾頭でF-bootを直接攻撃し、撃沈したのである。
作戦成功後、気を良くした連隊長は同兵器の制式採用を進言(攻撃用装備である機雷には、86式撃雷なる仰々しい名前が付けられた)した。
それに対する方面軍司令部の回答は、同地に1個小隊のファルケを配備することであった。

(某氏が製作中の水中型AFSの設定)
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