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G-ポーン (G-Pawn)

(じー・ぽーん)

傭兵軍の装甲戦闘服。
AFSの技術を基に開発された月面装甲戦闘服「ルナ・ポーン」は、装甲服である前に宇宙服であるため、着脱が比較的容易であった。これは気密性を高める関係上、機体の分割パートを減らして可能な限り一体化し、AFS Mk.IIの後期型より採用された機体前面へ分割ラインを持ってきたためであった。
パワーアシストもパワーは落ちるがバッテリー式として構造を簡略化、整備性の向上が図られた。
結果、生産コスト・資材の使用量を通常のAFSより大幅に減らすことに成功した。
生産コスト・資材使用量の減少は、装甲戦闘服の慢性的不足に悩まされてきた傭兵軍にとって、慈雨とも言えるべき出来事であった。
2886年当時、地球上では大量に投入されるシュトラール軍の無人兵器に傭兵軍は押され気味であった。主力機であるSAFSや、その他の新鋭機の能力向上を行い、数に対して質で対抗しようしていたが、有効な装甲兵器を持たない部隊が無人兵器の餌食となることが多く、現地司令官はどのような形でもよいので、装甲戦闘服の支給を求めていた。
そこで考え出されたのが、簡易式AFSであるルナ・ポーンの地上型への転用であった。
問題は生産ラインの確保であった。AFS自体の生産は、2885年初頭にほぼ総ての生産ラインをSAFSのものに転換したために終了しており、唯一稼動していた陸軍中央工廠のラインもポーラーベアの生産で埋っていた。
この生産ラインの問題は、衛星軌道上でのプラントが運転を始めた2886年初夏頃になってようやく解決した。ルナ・ポーンの生産が軌道プラントに移され、それまでのラインを転用できるようになったからである。
地上型機体は、ルナ・ポーンから月面運用用の機材を総て取り払い、代わりに地上用の機材が取り付けられた。転用された機材の多くは、生産が中止されていたAFS Mk.IIIのもので、初期ロットのものは、戦場から回収され、修理・整備後に補修機材としてストックされていたAFS Mk.Iのエンジンが搭載された。武装は、AFS Mk.IIIやルナ・ポーンに搭載されたエクサイマーレーザーガンと同型のものであったが、エンジンで発電される電力を利用できるように改良されたタイプを搭載しており、射撃回数もほぼ倍となった。
稼働時間も以前のAFSより長くなり、着脱のし易さ、整備性の高さなど、あらゆる面において、AFSの最終進化形と呼ぶにふさわしい出来栄えとなった。
2886年8月に生産された初期ロット100機が欧州の部隊に配備されたのを皮切りに、停戦まで約1200機が生産された。中期ロットからはエンジンがAFS Mk.IIのものに変更され、一部にはポーラーベアと同じタイプのものが搭載されている機体もある。
ルナ・ポーン譲りの気密性の高さは、沼沢の多い地域や、寒帯地域で作戦を行う部隊指揮官に大いに歓迎された。
(背部排気管にシュノーケルを取り付け、河を潜って渡る本機の写真は有名である)
こうして傭兵軍の装甲戦力の隙間を見事に埋めた地上型ルナ・ポーンであったが、なぜか停戦に至るまで制式名称が与えられなかった。兵士達はこの機体を「Gポーン」と呼んだ。

(Gポーン発売を記念して。いつものように勝手な設定を)
(2009/08/24  スペルミス修正。ご指摘ありがとうございます)

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