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工兵型AFS

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(こうへい・がた・-)
制式名称:不明

AFSの耐弾性能を生かして射線下での様々な作業を行うように、レーザーガンを撤去しパワーハンドに換装したタイプ。
Mk.IIをベースに改造され、パワーハンドは作業精度の高いものが取り付けられている。地雷探知機などのセンサも装備している。胴体前面に増加装甲を取り付けたり、脛アーマーと膝アーマーを一体化した装甲を装備しているものもある。
主に装甲工兵中隊に配備されたが、AFSは慢性的に不足しており、通常の部隊に補充機として配備されることもあった。
無武装であったが、手榴弾や投擲爆薬を携行して積極的戦闘を行うパイロットが多かった。「根性棒」とあだ名される爆破筒が配備されると、敵装甲兵器の撃破も記録されるようになった。
SAFSの工兵型が配備されるようになっても、工兵型AFSは使用され続けた。

(初出:Ma.K BD 設定:マイオリジナル)
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スフィンクス (Sphinx)

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制式名称:Feld Raketen Werfer 85(Sf)

シュトラール軍の重ホバー自走ロケット砲。
傭兵軍のドールハウスの182mmロケット弾の射程と火力に圧倒されたシュトラール軍は、ドールハウスをアウトレンジできる重自走砲の開発を行った。
射程で上回る火器は大口径の重砲などが存在したが、重量が過大であり機動性を与えることは不可能ではないにしても無駄が多すぎた。唯一要求を満たしたものは、歩兵部隊が使用していた85型野戦ロケットシステムであった。85型が使用する19cmロケット弾は、射程と火力の面で182mmロケット弾を凌駕するものの発射機を含めたシステムそのものは大きく、ドールハウスのような軽車輌に搭載するには問題があった。
最初はPzkw182戦車をベースとしたドールハウスのコピーとも言える車輌が設計されたが、高速で移動する装甲部隊に追従することはできなかった。
そこでナッツロッカーで培われた技術を使った、双胴の大型ホバー車台が設計された。車台は巨大であり、全長・全幅ともにナッツロッカーより一回り大きくなった。車体前方に砲塔が搭載され、4本ずつにまとめられたランチャーを左右2基、計4基16門を装備した。砲塔には3名の乗員とともに砲管制システムや照準装置などが納められ、単独でも戦闘可能なようになっているが、基本的には前線の砲兵観測隊からの情報により射撃を行う。車体後部に予備弾を搭載し、自動装填装置により連続した射撃が可能である。
完成した重自走砲はそのシルエットから「スフィンクス」と名づけられ、各装甲師団の砲兵大隊に配備された。大隊には6輌のスフィンクスと同車台を利用した弾薬運搬車4輌、回収車などの支援車輌が配備された。
スフィンクスの防御力はナッツロッカーのそれを上回り、停戦までに撃破された車輌はわずかであった。

オスカー (Oskar)

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制式名称:SK362 Panzer Spahwagen

シュトラール軍の無人ホバー偵察車。
無人反重力偵察機材ノイ・スポッターは、偵察機として有効ではあったが被弾に弱く、偵察情報を得るものの損害が多発した。
この問題を解決するために、ノイ・スポッターの重装甲化・武装化が図られたが、反重力機関の出力には限界があり、計画は見送られた。そこで考え出された方法が、装甲化された車体との組み合わせであった。
新型装甲偵察車は、辺境での物資輸送に使われていた汎用ホバー車のシャーシに高出力エンジンを搭載し、半球形の装甲で覆った車体に、装甲を強化したノイ・スポッターのセンサユニットが搭載されるという形式となった。分析記憶ユニットは車体に埋め込まれ、センサユニットが破壊されても車体のみが逃走、情報を持ち帰るようになっていた。
武装として、40mm連装ロケットランチャーが装備された。装弾数は12発と少ないため、あくまで自衛用であったが、強攻偵察時には攻撃用としても使用された。後期型では軽レールガンと10.5cmパンツァーシュレッケ2基に強化され、装甲部隊の露払いとして運用されることも多くなった。
2885年2月に極初期生産機がオーストラリアで試験され、初陣でSAFSと交戦している。本格的な部隊配備は2885年10月からで、最初はオーストラリアと北米に配備された。
実際に運用してみると、ホバー走行時の振動がセンサーに悪影響を及ぼし、索敵精度が落ちたり故障したりするという問題が発生したが、ノイ・スポッターと違い人体に影響のある機材を積んでいないため、総合的な性能は高く評価され、有人部隊の眼として長く使用された。

クラッフェン・フォーゲル (Krachen Vogel)

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制式名称:FNS465/FNS465B

静粛性の高いノイ・スポッターを武装化し、敵戦線後方への浸透戦術機にできないかという要求に対して、兵器局はいくつかの試作機を製作し、実戦テストを行ってみた。多くの機体は未帰還となったが、回収された分析記憶ユニットから多くの戦訓を得ることができた。
反重力機関での浮揚時に反動の大きな機関銃やグレネードランチャーを使用すると、機体の安定が失われ、時によっては制御不能に陥ることが判明した。よって、搭載兵器は反動の少ない、もしくは無反動のものに限定されることになった。
反動の少ない兵器はロケット火器かレーザーに限定されたが、レーザーを射撃するための電力の供給は不可能であった。戦訓を受けて再設計された機体は、胴体下部に6基の10.5cmパンツァーシュレッケを搭載した。不要となったアームは排除され、代わりに索敵レーダーと太陽電池を併設した電子戦プレートを搭載した。AIも偵察用ではなく戦闘用にプログラムされたものに換装されたが、限定的ではあるが偵察能力も付与されている。
武装型ノイ・スポッターは、FNS465「クラッフェン・フォーゲル(タコ鳥)」の名が与えられ、2885年春から部隊配備が開始された。生産数は通常型20機に対して1機の割合であり、部隊には1機もしくは2機が配備され、ノイ・スポッターとともに索敵攻撃を行った。
2886年10月からは独自の生産ラインが稼動し、無人兵器大隊に多数が配備されるようになった。

□機体バリエーション
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○FNS465B/U2
武装を15cmパンツァーシュレック6基に換装した重攻撃タイプ。

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○FNS465B/U3
武装をノイ・パンツァーファウスト8基に換装したタイプ。

ノイ・スポッター (Neu Spotter)

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制式名称:NS465

シュトラール軍の無人反重力戦術偵察機。
少ない人員で広い戦域をカバーしなければならないシュトラール軍は、数が必要でなおかつ損害の多い偵察部隊の無人化を真っ先に進めた。無人偵察機材の開発は2883年3月に開始され、地上型と飛行型の二種類の開発が行われた。
地上型はクレーテとして完成した。クレーテは部隊の要求を満たしたが、歩行では舗装路の少ない地球では機動性に限界があった。
飛行型は、開発されたばかりの新動力源である反重力機関を搭載し、地形の影響は最低限となり、機動性も地上兵器の追従を許さないものとなると予想された。空軍も興味を示し、開発に全面的に協力した。飛行型偵察機材が完成すれば有人偵察機の代わりになるからである。
機体構造は今までに無い形式となった。反重力機関の上部にAIとセンサを装甲板で覆った頭部ユニットを、肩部には分析用のセンサを装備したアーム、長い胴体の下部には卵型の分析記憶ユニット(AMU)を搭載していた。
試作機は反重力機関のみでの飛行に成功したものの、機関出力が弱いために不安定となり、空中で上下が逆になったり、独楽のように回転したり、とんでもない方向に突然吹っ飛んでいくなどという現象が発生した。機関出力を向上させるのは難しいため、機関を2基搭載することで解決となった。
完成した飛行型偵察機材には「NS465」の制式名称と「ノイ・スポッター(新たなあざ笑う者の意)」の愛称が与えられ、2884年9月から本格生産が開始された。
2884年10月に部隊配備されたNS465は早速偵察任務で威力を発揮した。反重力機関は静粛性が高く、夜間であれば至近距離に接近しても気づかれることがないほどであった。しかし、反重力機関は人体に有害な電磁パルスが発生するため、有人部隊の付近での行動に制限が課せられるようになった。整備も専門の施設が必要であり、後に専門の無人整備基地が各地に建設された。
反重力機関のみでは時速100km程度で飛行でき、最大到達高度は500mに達した。シルエットが小さいのと強力な電子戦装置により対空砲で撃墜するのは困難であった。緊急の場合には、後部に搭載したロケットブースターにより時速230kmまで瞬時に加速することが可能である。
偵察情報は送信されると同時に分析記憶ユニットに記録され、機体が破壊された場合AMUは切り離され、僚機か地上部隊によって回収された。
傭兵軍はNS465の跳梁に頭を悩ませていた。静粛性が高く、電子戦能力も高いNS465を捕捉するは難しかったが、半年も経つとベテランパイロットはNS465を撃墜する方法を編み出し、それが伝播すると損害も多くなった。傭兵軍はノイ・スポッターを「一つ目」「電信柱」などと呼んだ。
損害を憂慮した開発局はノイ・スポッターの装甲化を計画するも、反重力機関に余力は無く、全面装甲化は見送られた。2885年秋には一番の弱点である頭部ユニットの付け根に防護板が生産段階から取り付けられた。
反撃能力の付与も考えられ、試験的に1.45cm機関銃が取り付けられた機体が作られ、2884年12月のトリフジオグラード降下作戦で初陣を飾ったが、降下と同時に交信不能となり、結果は不明となった。
停戦までノイ・スポッターはAIの更新を続けて使用された。戦後もシュトラール軍の主力無人偵察機材であった。

SAFS Mk.II

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(すーぱー・えいえふえす・まーく・つー)

特殊作戦用のスーパーAFS
通常のSAFSのエンジンをボアアップし出力を向上、機動力が大幅にUPした。最大の特徴は、背部に装備する着脱式のジャンプジェットで、最大到達高度200m、最大到達距離2kmの性能を持っている。あくまで跳躍であり、飛行は不可能である。
跳躍のためにジャイロが強化され、慣れたパイロットならバク転も可能なほどの機体制御能力を持つに至った。空中姿勢用に胴体前部にファイアボールのものと同型の光学センサを装備している。
2886年1月に生産機が部隊配備され、ファーゼライ作戦で初陣を飾っている。シュトラール軍の地雷原と哨戒線を跳躍で飛び越し、無人兵器指揮所の襲撃に成功した。
その後も数々の特殊作戦に使用されたが、パイロットの多くが燃料の切れたジャンプジェットを投棄してしまうために、ジャンプジェットが不足してしまった。6月には中隊規模で作戦を行うことができなくなってしまい、8月には稼動機は1桁となってしまった。
Mk.IIの生産はすぐに終わったが、改良型エンジンと機体はMk.IIIを生み出すことになる。

(初出:HJ社シミュレーションゲーム「SF3DII」 設定:マイオリジナル)

メルジーネ (Melusine)

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制式名称:PKA Ausf M

視界を確保するためのキャノピは、PKAシリーズの最大の弱点であった。対する傭兵軍SAFSは、間接視認装置の採用により完全装甲化に成功しており、総合的な防御力はPKAをはるかに上回っていた。
シュトラール軍内でも間接視認装置の開発は行われていたが、小型化と視神経への悪影響が解消できない問題となっていた。
2885年にSAFSが捕獲されると、間接視認装置の解析が行われた。傭兵軍のシステムは視神経への悪影響が少なく、完成度が非常に高かった。さっそくコピーされ、間接視認装置は宙間戦闘機および宙間戦闘スーツ「カウツ」に搭載された。コピーといっても、像の大部分は装甲キャノピのスクリーンに映し出され、視神経へ送り込まれるのは一部だけである。もちろん、この割り合いは自由に変更することが可能である。
間接視認装置の採用によりキャノピは完全装甲化され、PKAの弱点は解消された。カウツの配備直後から地上化計画が進められ、カウツと同型のボディシェルとグスタフの駆動装置を組み合わせた機体が生み出された。この機体はM型に区分され、愛称は「メルジーネ(人魚)」となった。半人半魚の名がつけられたのは、宇宙用と地上用機体の組み合わせに由来すると言われている。武装もコンラートと同型の新型エクサイマーレーザーが搭載され、火力も大幅に向上した。性能的にSAFSを凌駕し、より新型のSAFSラプターに匹敵した。
メルジーネは2886年5月に独立第9550実験中隊に3機の試作機が配備されたのを皮切りに、夏には数個中隊が編成された。
メルジーネは停戦後も生産が続けられ、2990年代に入っても多くが使われた。

パックレーテ (PaK Krote)

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クレーテを改修し、1.5cm六砲身機関砲を7.5cm砲に換装した武装強化型。
搭載している砲は銀河中の戦場で野砲としても対戦車砲としても使われている標準的な3インチ砲で、開戦初頭にシュトラール軍傭兵軍のある補給基地を占領した際に捕獲したものであった。捕獲された数十門の砲は薬室をシュトラール軍の7.5cm砲弾が使えるように改造されたが、機動性に乏しいためしばらく使用されていなかった。
そんな状況の中、戦場から回収されたクレーテの修理を担当していた某技術士官が、ストックされている7.5cm砲の搭載を思いついた。クレーテの火力増強と、7.5cm砲に機動力を与えるという一石二鳥の発案は承認され、数機のテスト機が作られた。
改造機はAIと射撃管制装置を砲撃用の物に換装し、偵察装置は最低限のものだけが残された。空いたスペースには砲機関部が入れられたが、自動装填装置と15発入り弾倉は砲塔後部に突き出されることになった。脚部は反動に耐えられるように強化された。
実戦テストの結果、7.5cm砲の反動は予想以上に大きく、脚部が損傷したり、砲撃後に数秒間AIがダウンする等、不具合が発生した。しかし、元々使い捨て偵察機として使われ、損傷のために回収された機体と、倉庫を埋めることしかできなかった7.5cm砲の組み合わせであり、少々の問題は目をつぶることとした。7.5cm砲が搭載されたクレーテは主に後方警戒用として配備された。
現地部隊は7.5cm砲を搭載したクレーテを「PaK Krote(パックレーテ)」(PaKは対戦車砲を表す言葉)と呼んだ。前線でのパックレーテの評判は上々で、7.5cm砲の爆発火力はレーザーを主兵装とする装甲部隊にとっては、家や防護陣地に立てこもる歩兵を制圧するのに無くてはならないものとなった。噂を聞きつけた各部隊はパックレーテの配備を希望し、ストックされていた砲はあっという間に底をついた。
そこでシュトラール軍は、植民地派遣軍で使用していた同級の7.5cmPaK43多目的砲を改造キットとともに地球に送り、パックレーテの改造に使用した。
2885年になると、ノイ・スポッターの配備により予備兵器となったクレーテが改造のベース機に使用された。2886年に配備が開始された新型のキュスターのうち十数機が製造段階からPaK化されていた。

PK43 ホルニッセ (Hornisse)

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(ぺーかー・-)

PK41の改良型でグスタフおよびコンラート搭乗専用となったタイプ。
基本構造はPK41と変わらないが、操縦系統がPKAのものとは異なり、互換性が無くなっている。これは、2886年に入ってPKAの生産ラインがグスタフおよびコンラートに完全に移行したためであった。重量が増したグスタフ/コンラートを乗せるために、エンジンが大出力のものに換装されており、それに伴い燃料タンクも増量された。
前線での混乱を防ぐためにPK43は部隊ごと機種変換された。
メルジーネ配備後には、若干数がメルジーネ搭乗用に改装されたとなっているが、詳細は不明である。

コンラート (Konrad)

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制式名称:PKA Ausf K

グスタフの空中での視界の悪さが指摘されたため、真の意味でのPKAの後継機として、PK41での飛行中の視界確保を考慮して設計された機体。
機体フレームと駆動部はグスタフのものを流用し、ボディシェルはグスタフのものをリファインしたもので、機体シルエットは余り変わらない。視界を確保するために、キャノピー下部装甲板は取り外され、40mm厚の防弾・耐レーザーガラスが代わりに取り付けられた。キャノピも曲面を減らした大型の物に換装され、胴体形状の変更も相まって頭上までの視界を確保している。
武装も新型のPWM.45/ksエクサイマーレーザーガンに変更され、火力の面で傭兵軍のSAFSを凌駕し、2886年から登場した新型レーザー装備型SAFSに遜色ないものであった。
新型機はK型と分類され、「コンラート」の愛称が付けられた。生産はグスタフの生産ラインの一部を使う形で行われ、グスタフ5機に対して1機の割合で生産された。
コンラートの配備は2885年末からホルニッセを装備する部隊から開始された。コンラートの地上での視界の良さを知った各部隊の指揮官たちは、こぞってコンラートを自機とするべく画策し、本来の目的であるPKAの替わりに後継機というよりは、指揮機として配備される事が多かった。このため、コンラートは現地で指揮官用に通信システムを強化されたり、防御力強化のための改装がなされるようになった。
索敵能力や防御力が大幅に向上したM型の配備後も、コンラートは指揮官機用やPKAの更新用に停戦後も生産が続けられた。

PK41 mit Gustav

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(ぺーかー・-・みっと・ぐすたふ)

新型PKAであるグスタフを乗せるために改装されたPK41
接続ラッチと脚支えがグスタフの機体にあわせて変更されているが、PKAの搭乗も可能となっている。その他の部分は通常のPK41と変わっていない。
PK41 mit グスタフは、ペアとなっていたPKAが損傷したために空いたPK41に、グスタフを乗せてみようという現地部隊の発想から生まれた機体で、2885年10月頃に初飛行を行った。
結果は上々であり、その部隊が所属していた連隊の隊付整備中隊が改装を担当し、多くのPK41がグスタフの搭乗可能機に改造された。
すでにグスタフ専用のホルニッセであるPK43が試作されていたが、生産が間に合わないため、急遽150機分の改造用キットが地球に送られた。
PK41とmit グスタフは厳密には違う機体であるが、現地部隊ではどちらもホルニッセと呼び、区別無く運用された。

グスタフ (Gustav)

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(-)
制式名称:PKA Ausf G

シュトラール軍の主力装甲戦闘スーツ。
固定武装の無かったPKAは、地上戦において傭兵軍装甲戦力に苦戦を強いられていた。そのため、PKAに固定武装を装備する計画が立てられた。
PKAを改造し、中間赤外線レーザーを搭載する設計案が提出されたが、対抗すべき敵であるAFSと同級の攻撃力しか有しないことが問題となった。さらには、2885年はじめに傭兵軍が新兵器SAFSを前線に投入すると、AFSを圧倒し、SAFSに対抗できることが新型機の条件となった。
設計された機体は、機体シルエットはPKAを踏襲しているもののフレームや駆動部は全く別物となった。駆動部は強化され、大型化したエンジンを覆うためにボディは前後に拡大された。
装甲は新型複合装甲により強化され、主要部分はSAFSのレーザー射撃にも耐えることができた。
問題は武装であったが、2885年4月1日に大破状態のSAFSの捕獲に成功すると、その問題は解消された。SAFSの装備していたエクサイマーレーザーガンをコピーしたのである。
新型機の試作機は2885年夏に完成し、先行量産機が地球へテストのために送られた。テストの結果は良好で、攻撃力・火力両面でAFSを圧倒、SAFSと大差無いと判定された。テスト結果を受けて本格生産が開始され、9月はじめには第150装甲猟兵大隊、第300装甲猟兵大隊に配備された。新型機はG型と分類され、「グスタフ」の愛称が付けられた。
グスタフの本格的な戦闘参加はスーパーハンマー作戦の迎撃で、地上戦での性能の高さを両軍に示した。
PKAの生産ラインは多くがグスタフの生産に転換され、主力戦闘スーツとして停戦まで大量の機体が戦場へと送られた。
グスタフにもPK41の操縦機能が付けられていたが、防御力向上のために取り付けられた前面キャノピ下部の防弾板や上部装甲板などにより空中視界が悪く、パイロットからは敬遠されるようになった。そのため、生産機の一部は陸戦用として操縦装置を最初から装備していないものもある。
グスタフには生産時期による様々な仕様機があり、先行量産型、初期型、中期型、後期型に大別される。

ホルニッセ (Hornisse)

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制式名称:PK41

シュトラール軍の戦闘攻撃機。
傭兵軍の新兵器AFSにショックを受けたシュトラール軍は同様の戦闘スーツの開発を行った。少ない兵力で広い地域をカバーしなければならないシュトラール軍は、戦闘スーツを着用する歩兵に高い機動力を持たせるため、航空機とペアにするという大胆な手法を取った。「航空機の移動できるコクピット」というコンセプトで作られた戦闘スーツはPKAとして完成した。
航空機の方は、空軍の主力機であったPK40を基に作られた。コクピットの重量が増すためにエンジンをより強力なものに換装し、機首に装備されていた固定武装も胴体下部に装備箇所を変更した。
新型機はPK41と名づけられ、2884年5月4日にPKAを装着しての初飛行に成功した。6月12日の軍首脳に対するデモ飛行後に制式採用が決定、大量生産が開始された。9月23日には地球に第一陣が到着し、上空から傭兵軍部隊を圧倒した。
PK41は、機首に乗せたPKAの側面窓がハチの眼球を思わせるため「ホルニッセ(スズメバチ)」とあだ名され、それがいつしか制式名称となった。
推力と機動性、武装搭載量に富むホルニッセは、PK40に代わって制空/対地攻撃を担当することとなり、傭兵軍の天敵となったのである。

サンドストーカー (Sand Stalker)

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Sdh.232

(えすでぃーえいち・-)

傭兵軍の軽ホバー装甲車。Sdh.222/Sdh.232の2種類がある。
第二次惑星間戦争時に正規品・コピー品を含め大量生産され、銀河各地で使われた傑作車で、どんな条件でも確実に稼動し、前線での荒い扱いにも耐える頑丈かつ整備性の高い車体構造が前線兵士に愛されていた。
戦後、大量に余ったSdhは途上国に譲渡されたり、兵器のブラックマーケットに流れた。ちょうど手ごろな兵器を捜していた地球独立臨時政府の前組織がそれに目をつけ、「辺境での物資輸送用」の名目で大量に購入した。
地球に運ばれたSdhは良好な性能を示し、地球独立臨時政府が成立すると、さらなる購入が行われた。傭兵軍が編成されると、Sdhに慣れ親しんでいた傭兵達はSdhを乗りこなし、オーストラリアの砂漠でシュトラール軍の機械化部隊と戦った。
砂漠を駆け抜け、思いもよらぬ所から襲撃してくるSdh部隊の姿から、両軍ともSdhを「サンドストーカー(砂漠の密猟者)」とあだ名した。
開戦初頭の傭兵軍の主兵力であったサンドストーカーであったが、様々な新兵器が登場するに従い旧式化し、AFSの登場後は補助兵器扱いとなってしまった。そこで主砲の2.3cm機関砲を4cm中間赤外線レーザーに換装し、攻撃力の向上を図った。2884年9月に武装強化型が戦場に登場したが、シュトラール軍の新兵器群の前には通用せず、その後は偵察部隊や、歩兵部隊に配備された。

なお、Sdh222はサンドストーカー[F](雌)、Sdh232はサンドストーカー[M](雄)と区別されている。

第6戦車連隊

(だい・-・せんしゃれんたい)

主にオーストラリアに展開した装甲部隊。
編成初期はY-15およびサンドストーカーが配備されていたが、後にレイヴンおよびドールハウスに機種変換されている。
同連隊の司令部にはAFS小隊が配備され、部隊の指揮官はAFSを着用し、前進する部隊とともに行動した。連隊司令部小隊のAFSは、無線装置が強化されている。

第9装甲猟兵連隊“ブーメランズ”

(だい・-・そうこうりょうへい・れんたい・-)

主にオーストラリアに展開した装甲猟兵連隊。
スーパーハンマー作戦に参加が確認されている。
同部隊の愛称は、機体にブーメランのマーキングをした事から来ている。

(初出:日東AFS Mk.II インストカード)

第16装甲猟兵連隊

(だい・-・そうこうりょうへい・れんたい)

主に北米に展開した部隊。
東洋人傭兵が多く、マーキングも独特な東洋的雰囲気を持つものが多い。

(初出:日東AFS Mk.I インストカード)

第2臨時突破連隊“Nothung”

(だい・-・りんじ・とっぱれんたい・のーとぅんぐ)

ファーゼライ作戦時に編成された臨時連隊の1つ。
東ヨーロッパ方面におけるシュトラール軍の主力部隊第16装甲機動歩兵師団と交戦。多大な損害を受けるも突破に成功する。

※「ノートゥング」はワーグナーの歌劇「ニーベルングの指輪」に登場する、鋭い切れ味を持つ剣の名前。

HILL 91の戦い

(ひる・-・のたたかい)

2886年5月北アフリカ西岸で行われた、傭兵軍によるシュトラール軍無人兵器整備基地襲撃作戦の俗称。
ジョージ・コナン少尉指揮下(先任下士官マックス・バルクラム軍曹)の第331AFS中隊(SAFS×11、サンドストーカー×4、J40×3)は、「熱砂の丘」とあだ名されていたHILL91と呼ばれる丘陵地にある基地を襲撃した。基地を防衛する拠点防衛班-17は、所属する無人兵器(F-boot×4、クラッフェンフォーゲル×8、クレーテ×2)で迎撃を行った。

初出:HJ社シミュレーションゲーム「SF3DII」)

アナトリア戦線

(-せんせん)

バルカン半島と中東の間に位置するアナトリア半島は、ヨーロッパとアジアをつなぐ通路として両軍により熾烈な戦闘が行われた。山がちな地形ということもあり、両軍とも敵戦線後方への浸透戦術を駆使した。
2885年10月には、シュトラール軍第3Colonier(植民星出身者)義勇兵大隊に所属する無人兵器中隊(ノイ・スポッター×4、クラッフェンフォーゲル×4、オスカー×4、グスタフ×6、スフィンクス×2 支援車輌若干)が、地球独立民兵軍アナトリア第711AFS中隊(SAFS×16、グリーンバッファロー×3、サンドストーカー×8、ラクーン×2)と交戦したという記録がある。

(初出:HJ社シミュレーションゲーム「SF3DII」)

ガルデア戦闘集団ビシャンプール守備隊

(-・せんとうしゅうだん・-・しゅびたい)

インド亜大陸方面での作戦を担当するガルデア戦闘集団に所属する装甲中隊。
ビシャンプールは、インド亜大陸と四川盆地を結ぶ補給線の要衝であり、シュトラール軍も重要視していた。そのため、守備兵力は大きく、PKA×24、グスタフ×12、コンラート×6、ナッツロッカー×6、PK41ホルニッセ(PKA含まず)×20という大兵力を有していた。
2886年1月には、傭兵軍の混成部隊(インドシナ方面に展開していた3個連隊から現地指揮官により勝手に編成された部隊と言われる)との戦闘を行った。

第113装甲偵察中隊

(だい・-・そうこうていさつ・ちゅうたい)

元はサンドストーカーを装備する偵察中隊であったが、2885年初頭にAFSSAFSへ機種変更される。
2885年9月のスーパーハンマー作戦では、オーストラリア・ペネンプロープでの撤収戦に参加。その後北米大陸に配置換えとなり、2885年12月からの反攻作戦に参加した。2886年2月のシュパウヘンブルク包囲戦では無人兵器狩りを行った。同中隊の戦闘は、映像記録として残されている(注:Ma.K BD「スノーモンスター」参照のこと)。
同中隊C小隊には、いわゆる「スノーマン」SAFSが存在することが確認されている。

シュパウヘンブルク包囲戦

(-・ほういせん)

2885年末から2886年2月に渡って、北米大陸北西部で行われた傭兵軍による大規模反攻作戦の総称。最大の激戦であったシュパウヘンブルク(地球名コーンウォール)市を巡る戦いから、このように呼ばれる事が多い。
当時北米大陸北部での降雪は激しく、装甲兵器の大規模な移動は不可能であり、シュトラール軍は占領した各地の都市を拠点化し、越冬準備を整えていた。対する傭兵軍は、太平洋方面軍ローレンシア防衛グループを中核とする大量の歩兵部隊を投入、各都市を包囲した。
シュトラール軍は反撃に出るも物量の差を埋めることができず敗退、北米大陸駐屯部隊の中心であったノルト戦隊戦闘団も大損害を受け、1万人近い戦傷者を出した。
シュトラール軍は宇宙から補給を行うと同時に、無人兵器部隊をシュパンヘンブルクを中心とするエリアに降下させ、傭兵軍の後方撹乱を行った。この間にシュパウヘンブルクで再編成を行ったノルト戦闘団は、無人兵器部隊の降下と前後して包囲網からの脱出作戦を決行した。第100師団第93装甲機動歩兵連隊と師団支援部隊により編成されたカンプグルッペ・ブリンクマン(指揮官ブリンクマン中佐)等、複数の戦闘団が包囲陣を突破、救援部隊への退路を確保した。これによりシュトラール軍は包囲陣内の兵員およびシュトラール協力者の大半を脱出させることができた。
包囲戦は傭兵軍の勝利に終わり、シュトラール軍は北米大陸北部の拠点の多くを失った。

悪鬼(Goblin)の逆襲

(あっきのぎゃくしゅう)

2886年2月17日にドイツ地域プレーン州シェナン近郊で発生した小戦闘の俗称。
シェナン村に駐屯する地球独立民兵軍プレーン州軍ラスク防衛第12グループの掃討を命じられた、シュトラール軍第134装甲機動歩兵連隊のファルディア・カルネルド少尉は、5機のコンラートと4機のパックレーテ、若干の支援車輌を率いて出撃、村の近郊で戦闘に入った。
戦意に劣る独立民兵軍相手に戦闘は有利に進んだが、戦闘開始から1時間ほどした頃に傭兵軍のゴブリン8機が戦場に到着、戦闘は一進一退の攻防戦となった。
なお、この戦闘には戦場試験中だった重駆逐機ザラマンダー(パイロット:ヴァルター・ノヴォトニー准尉)が参加したことが確認されている。

(初出:HJ社シミュレーションゲーム「SF3DII」)

シュレッケ/シュレック (Schreck)

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シュトラール軍の対戦車ロケット火器の総称。
元は「脅威」「恐怖」を表す言葉であるが、シュトラール軍では直射する対戦車ロケット火器を伝統的に「Panzerschreck」と呼んでいた。そこから兵隊用語として、「Schreck」は対戦車ロケットを指す言葉となった。
シュトラール軍では、歩兵用の8.8cm無誘導タイプや、PKA用の砲口装填限定誘導タイプ、大型機などに搭載される10cmおよび15cm誘導タイプなどがある。

ノイ・パンツァーファウスト (Neu Panzerfaust)

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シュトラール軍の携帯式軽対戦車火器。
原型は前原子力時代に作られたが、その後の対戦車火器の発達により忘れ去られていたが、簡単な構造によるコストの低さと生産性の高さ、弾頭部を限界があるものの無制限に巨大化できるということもあり、シュトラール軍が復活させた。
原型と同じくパイプ型のランチャー内で爆発させた火薬のガスにより弾頭部を射出、ガスはパイプの後方より放出することにより無反動性を得ている。
弾頭とランチャーは軽量の合成樹脂によって作られ、弾頭内には成形炸薬が詰められている。貫通力は垂直面で厚さ1mの鋼板を貫くことができ、大半の地上兵器を1発ないし2発で撃破可能である。
最大射程は400mであるが、無誘導のため命中は望めず、有効射程は100m程度である。
PKAの登場により、拡大化されたノイパンツァーファウストが用意された。最大射程は500m、有効射程も150m程度に伸びた。このPKA用のノイパンツァーファウストは、制式には重ノイパンツァーファウスト(sNeu PzF)と呼ばれるが、現地部隊では歩兵用PKA用共にノイパンツァーファウストと呼んでいる。

PKA ausf H1 ハインリッヒ (Heinrich)

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(ぺー・かー・あー)

PK41の移動コクピットとして開発されたPKAであったが、実際に運用してみると、AFSに防御面で対抗できる兵器が少ないこともあって、思いのほか陸上での戦闘を行うことが多かった。
陸戦におけるPKAは、防御上の弱点であるキャノピはもちろん、重量軽減のために装甲化されていなかった肩や股間部への被弾により損傷するということが発覚した。兵器開発局は陸戦にも対応できる機体の開発を行っていたが、それが戦場に出るまでのギャップを埋めるために、PKAの防御力を強化することとなった。
防御力強化型はH1型の形式名が与えられ、「ハインリッヒ」の愛称で呼ばれるようになった。機体の主装甲の裏面に合成繊維製の装甲を追加し、肩アーマーを装着、股間部のアーマーを大型化した。マストサイトは生産時には装着されず、追加キットとして部隊で装着できるようにされた。
中にはPK41への搭乗を最初から無いものとして、キャノピをすべてスリット入りの装甲板に置き換えた機体も現れた。
ハインリッヒはG型の登場までの間装甲服の戦術的地位を守りきり、その後も停戦まで生産が続行され、戦後もシュトラール共和国の同盟国などで生産された。

PKA Ausf H0 量産型

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(ぺー・かー・あー)

人の手に近い操作感覚を持つ新型のパワーマニュピレーターを装備したPKAの量産型。それまでの鉤爪タイプに代わってPKAのメインの生産型になり、停戦時まで生産が続行される。
新型のパワーマニュピレーターは、鉤爪タイプを装備していた機体に随時取り付けられ、2885年夏には鉤爪タイプはほとんど見かけられなくなる。
PK41の操縦系統も、先行量産型では脳波コントロールと簡易式操縦装置を使っていたが、戦場での整備と調整が難しいため、マニュピレーター操作桿に組み込まれた感圧式フライバイワイヤ操縦システムに変更されている。

PKA Ausf H0 先行量産型

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(ぺー・かー・あー) 

シュトラール軍の装甲戦闘服。PKAは、「panzer(装甲)」「kampf(戦闘)」「anzug(服)」の略。
戦場に現れると同時に戦況を一変させた傭兵軍の新兵器「AFS」に衝撃を受けたシュトラール軍は、同クラスの装甲服の開発を行うことを決定した。
AFSの完全コピーなどが考えられたが、AFSは着脱に時間が掛かり、緊急展開に向かないと判断され、コピー計画は見送られた。
少ない人員で広い戦場をカバーしなければならないシュトラール軍は、歩兵の展開能力を重視しており、装甲服にもその能力が求められた。兵器開発局は、装甲服単独で戦場を移動でき、さらにAFSを圧倒する火力を保有させることとし、開発される装甲服を「単独行動可能な航空機のコクピット」にするという大胆な設計案を作り上げた。
航空機の機体はPK40の基本構造を踏襲しながらも、エンジンを強化して機動性や速度、武装搭載能力を向上させた。PKA搭載機はPK41の名称が与えられた。
装甲服自体は、低重力惑星などで使われていた作業服を基本とし、解析したAFSから得られた技術を盛り込んで完成された。当初はAFSと同様に完全装甲化されていたが、航空機の移動コクピット化に対応するために、頭部は大きく切り開かれ、視界を確保することとなった。切り開かれた部分には防弾ガラス製のキャノピが搭載されたが重量過大のために取り外され、代わりに軽量の樹脂製キャノピが搭載された。これがPKAの防御上の弱点となる。火器の照準および光学支援用の小型マストサイトがキャノピ上部にぶら下がる形で装備された。
主装甲は特殊セラミック装甲が採用された。これはAFSの装甲より軽量であり、地上での高い機動性を発揮することができた。装甲は、砲弾の破片はもとより、傭兵軍の主要レーザーである4cm中間赤外線レーザに対しては十分な耐久力を有したが、歩兵火器の徹甲弾の直撃では破損しやすいという欠点を持っていた。
さらにPKAは固定武装を持っていなかった。これは攻撃力はPK41に依存し、制圧後の占領任務のみをPKAに任せるという戦略が採用されたからというのが表向きな理由で、実は装甲服に搭載できるほどの小型軽量のレーザーガンおよび、良好な反応を示すパワーマニュピレーターの完成が間に合わなかったからである。H0では、マニュピレーターはお世辞にもかっこいいとは言えない、宇宙作業服から流用した鉤爪状のマニュピレーターが装備された。陸戦火器としては、標準的な対戦車火器であったノイパンツァーファウストが用意された。
2884年5月4日、試作機の初飛行が成功裏に終わり、その後の試験飛行の結果も満足いくものであった。6月12日に軍の首脳部に対する公開飛行を行った後、制式採用と大量生産が決定する。
2884年9月3日に200機の先行量産機が前線に投入され、地球でのデビューを飾った。23日からPK41との組み合わせで作戦行動を行うようになり、機動力・火力の面でAFSを圧倒していった。

スーパーAFS (SAFS)

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(すーぱー・えい・えふ・えす/えす・えい・えふ・えす)

傭兵軍の主力装甲戦闘スーツ。
AFSが対抗できなかったナッツロッカーに対抗するために開発され、ナッツロッカーの中間赤外線レーザーに耐える装甲と、ナッツロッカーの主装甲を一撃で破壊するエクサイマレーザーガンを装備する。
開発は2883年末に総司令部が出した次期AFS開発計画で開始された。当初はナッツロッカーを撃破できる武装の搭載の問題により、大型の歩行戦車の形式になる可能性があったが、新型のエクサイマレーザーガンの開発成功により、AFSと同様の装甲戦闘服タイプとなった。
次期AFSを決めるトライアルが2884年9月に行われ、高い機動性能を有する兵器局設計の機体と、カメラの映像をパイロットの視神経に直接送り込む間接視認システムを搭載し、防御上の欠点であった覗き窓を排除して防御力を強化したシュパンダウ工科大設計の機体が高く評価された。兵器局機の機体フレームと駆動装置、工科大機のセンサ・装甲システムが組み合わされた機体が急遽設計され、AFSを超えた機体「スーパーAFS」と名づけられた。
特徴的な卵型のボディシェルは機密性が高く、短時間であれば水中での行動も可能であった。装着はハッチを開け、前面装甲が腰を支点に前方にずらし、その隙間から乗り込むことになる。ハッチを開けた姿から、兵士たちからは「便器」と陰口を叩かれている(パイロットはその中身を指す、それなりのあだ名で呼ばれることがある)。
ハッチに多目的光学サイトを、機体前面数箇所に光学センサを、ハッチ後方に伸縮式のマストサイトを装備し、それらが得た情報を間接視認システムでパイロットに提供する。
武装は4.7cmPrg.56エクサイマーレーザーガンで、無段階で出力調整が可能であった。最大出力であれば、ナッツロッカーの正面装甲を打ち破る威力があった。
初期型にはパイロットの脱出装置として、パイロットを射出するシステムが取り付けられていた。これは機体前面装甲を開き、パイロットを機体から数mも弾き飛ばすという乱暴なもので、脱出したパイロットは二度と使いたがらないか、二度と使えない身体になってしまうものであった。中期型からは脱出装置は外され、装甲の緊急剥離システムが採用された。
2884年12月には先行量産機の生産が開始され、同月の25日行われた実戦テストではナッツロッカーの撃破に成功、名実共に傭兵軍の新兵器の地位を得た。
傭兵軍のSAFSに賭ける期待は高く、AFSとドールハウスの生産ラインをすべて停止し、SAFSの生産に振り分けるほどであった。
各部隊に配備されたSAFSは、ナッツロッカーを含めたシュトラール軍の陸戦兵器を圧倒し、AFSの再来と恐れられた。シュトラール軍は強力な無人兵器を大量に投入し、SAFSを数で圧倒する作戦を取った。そのためSAFSの生産数は常に要求を下回ることになり、前線に十分な数がそろえることが出来なかった。
それでもSAFSは傭兵軍の中核としてシュトラール軍の装甲部隊に対抗し、停戦まで主力兵器としての地位を保った。
性能的に余裕のあるSAFSからは様々な派生型・発展型が生み出された。2900年代になっても有効な陸戦兵器として銀河中で生産され使用された。
なお一部兵士はSAFSを「サフス」と呼んだが、呼び名は「スーパーAFS」もしくは「エスAFS」が正しいと言われている。

○機体バリエーション
・極初期型(A-4)
2884年12月に戦場テストが行われた機体。
数機が作られ、それぞれ搭載しているセンサや通信装置が異なっている。

・初期型
パイロットの射出脱出システムを持つ。

・中期型
射出装置が取り外され、代わりに装甲の緊急剥離システムが搭載された。機体構造の一部が簡略化され、生産性が向上している。

・後期型
機密性が高められ、水中での行動能力を持つようになった。

・武装強化型
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2885年春から生産されたタイプで、武装が5.2cmPrg.56エクサイマーレーザーガンに換装された。


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