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伏龍 (Huku-Ryu)

(ふく・りゅう)
制式名称:無し

傭兵軍のある部隊により1機だけ改造された水中戦闘用AFS。

2886年夏、ニューギニアのとある港町は、シュトラール軍の通商破壊部隊によって封鎖されていた。
この港は、日本やフィリピンといった傭兵軍の生産拠点とオーストラリアを結ぶシーレーンの、オーストラリアへの最後の寄港地であった。
シュトラール軍は1隻の無人哨戒艇F-bootと数機のノイスポッターだけという小部隊でこの封鎖を行っていた。F-bootは港付近のマングローブに潜み、輸送船が通りかかると出撃し、レーザーと魚雷による一撃で輸送船に損害を与えると、すぐさま離脱するという、徹底した一撃離脱戦法を取っていた。
防衛部隊は小型の哨戒艇や駆潜艇でF-boot狩りを行ったが、逆に返り討ちにあい、数日でほぼ全滅してしまった。
同地で機材共に足止めを食っていたとある砲兵連隊の隊長は、現地部隊のあまりの不甲斐なさに激高し、自らF-boot狩りを行うことを決意した。
当初はドールハウスによる狙撃を試みたが、観測部隊を配置する場所が無く断念した。
その後、連隊長は現地の廃墟で発見された初期原子力時代に書かれた古文書からアイデアを得て、それを実現することにした。それは、水中に歩兵を配置し、海面を移動する船を攻撃するという破天荒な戦術であった。
現地に野積みされていたGポーンのパーツから水中活動できるAFSが1機作られた。元々機密性の高いGポーンは、そのままで水中行動が可能であったが、エンジンとパイロットが消費する空気の供給方法が問題となった。その解決方法として、17mの長さを持つフレキシブルパイプを装備するブイ付シュノーケルが装備された。
実験の結果は良好であったが、海水がかかるとシュノーケルを自動閉鎖するシステムが誤作動を連発してパイロットを殺しかけ、なおかつ水深15m以内でしか行動できないことが問題となった。このためシュノーケル装備は見送られた。
そこでエンジンを下ろし、代わりにルナポーンで使用されている燃料電池+モータシステムが搭載された。これで外見は完全にルナポーンと同一のものとなった。エンジンの変更により空いた隙間には、乗員用の酸素ボンベが搭載されたが、容量に問題があり、活動時間は1時間が限度となってしまった。少なくとも2時間の活動時間を確保する為、パイロットの呼気を循環させる閉鎖式呼吸装置が搭載された。
水中での視界は、海水の透明度が高い為に以外に広かった。しかしパイロットは目標の方向を知ることができなかった。そのため、海底にセンサグリッドを配置し、水中のAFSを目標に誘導する方式が採られることになった。
両腕はマニュピレーターとなっているため固定武装はなく、武装は浅海用に開発された85型簡易機雷であった。敷設および回収を簡易化するために、伸縮自在のロッドに弾頭を装備しており、ロッドを海底に差し込むだけで敷設が可能であった。弾頭は複合センサにより頭上を通過する船舶を探知すると、ロッド内に装備された圧搾ガスにより射出されるようになっていた。
数回の実験により有効と連隊長が判断した水中AFSは、「フクリュウ」と名づけられた。これは連隊長が参考にした古文書に書かれていた同種の兵器に付けられていた名前であった。
実戦配備は改造完了後すぐに行われ、数日後にF-bootに遭遇した。閉鎖式呼吸装置や弾頭射出装置の故障に悩まされながらも、最大限に伸長させたロッドの先端に装備した弾頭でF-bootを直接攻撃し、撃沈したのである。
作戦成功後、気を良くした連隊長は同兵器の制式採用を進言(攻撃用装備である機雷には、86式撃雷なる仰々しい名前が付けられた)した。
それに対する方面軍司令部の回答は、同地に1個小隊のファルケを配備することであった。

(某氏が製作中の水中型AFSの設定)
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PKA Ausf H ハインリッヒ・バリエーション

pka_2.jpg


シュトラール軍初の装甲戦闘服であったPKA H型には、地球独立戦争時および戦後にわたって様々なタイプが開発された。

●PKA Ausf H2
H0およびH1の生産工程を見直し、パーツおよび工程数を減らした生産性向上型。
ホルニッセ搭乗能力を有し、マストマウンテッドサイトを標準装備している。
外見上、H0/H1との区別は無い。

●PKA Ausf H4
地上戦用型の装甲強化タイプ。セラミック耐熱装甲を、カーボン・アラミド系樹脂でサンドイッチし、実体弾に対する耐久性能を向上させた。
キャノピ下部には防弾ガラスが装備され、外見上の特徴となっている。

●PKA Ausf H6
ホルニッセ搭乗型の再設計タイプで、戦争末期から戦後初期の量産型となった。
装甲はエクサイマレーザーに対して、それなりの耐久性持つ樹脂・セラミック系に換装され、増加した重量に対応するため、エンジンも強化された。エンジンの外装部は大幅に形状が変わっている。
腕部・脚部ともにG型とのパーツの共通性を高める為に、形状が今までのものと異なっている。
一部の機体には、G型と同系のセンサユニットを機体前部に装着している。

●PKA Ausf H8
H6改修した工兵型。キャノピは防弾板に換装され、機体主装甲には耐衝撃性の高い樹脂系装甲が増設されている。
マニュピレーターは延長され、機体各部に作業用カメラが増設されている。

●PKA Ausf H11
H6のエンジンを換装し、地上での行動力を向上させたタイプ。地上用に転用されたものは、キャノピ下部に折りたたみ式防弾板を装備している。

●PKA Ausf H12
PKAの装甲防御力を大幅に向上させるため、ボディシェルをK型のものに換装、エクサイマレーザガンを装備したタイプ。
エンジン換装テスト用に作られたH7をベースに、試験的に数機が作られ、大戦末期に戦場試験が行われた。結果は満足いくものであったが、生産コストがG型並となったために本格生産は見送られた。

●PKA Ausf H16
PK41の性能向上型であるPK44の生産開始に伴い、PK44に対応するために機体背部の形状を変更、操縦系統を更新したタイプ。
生産は2888年より始められ、戦時中に生産されたH型と随時更新された。

●PKA Ausf H20
H16の生産簡略型で、植民星の警察部隊向けに大量生産された。ホルニッセ搭乗能力は持たない代わりに、センサ・光学系が強化された。

●PKA Ausf H22
H型の最終生産型。H16の性能向上型で、機動性能・センシング能力などはG型に匹敵するまでとなった。ボディシェルの容量が限界に達した為、これ以降の改良は行われなかった。
2890年代半ばまで生産が続けられ、各種とともに2900年代になっても使用された。

(全部マイオリジナル設定。ワンフェスへの布石)

"砲兵隊"ファルケ

(ほうへいたい・-)
制式名称:試作機のため無し

スーパーハンマー作戦において華々しいデビューを飾った反重力装甲戦闘機「ファルケ」であったが、設計段階より搭載兵装である23mm機関砲の火力不足が指摘されていた。
実際には高い初速や多銃身による投射弾量の多さにより、対空・地上目標には十分な破壊力を発揮していたが、ナッツロッカーをはじめとする重装甲目標にはやはり火力不足であり、大口径の対空火器を有する地上目標からはアウトレンジされるということとなった。そのため、大口径機関砲の搭載が求められるようになった。
30mm以上の大口径機関砲の開発は、J40(S)の火力向上を図るためにかなり以前より始められていたが、2885年になっても制式化されたものは無かった。そのため、既製の大口径機関砲を転用、改造し、本命の機関砲が開発されるまでの間の穴埋めをすることとなった。
この傭兵軍得意の手口も、地上兵器とは勝手の違う航空機用兵装には通用せず、多数の試作品が作られたが、どれもこれも使い物にならなかった。
その中で唯一、実機への搭載実験が行われるまでに改造が進められた35mm機関砲が存在していた。これは、機動力のある野戦対空砲として開発されたもので、機関砲と索敵レーダーおよび火器管制装置と連動させ、完全自動制御で対空射撃を行うという高度なシステムであった。リボルバー式薬室を備え、発射速度は毎分1000発と非常に高く、4発から32発までの4発単位でのバースト射撃を行うことができた。
弾種は、曳光榴弾、焼夷徹甲弾、榴弾、焼夷榴弾で構成される「通常弾」と、重金属弾芯を有する「徹甲弾」、プログラム式時限信管を有する「対空弾」の3種類に分けられ、通常は3つの弾倉それぞれに搭載される。対空弾は、センサの情報から割り出された目標と弾の交差時間が発射時に入力され、その時間に達すると自爆し、内蔵された250発の投射体を目標に向ってぶちまけるというものであった。
しかし、錬度がまちまちな実戦部隊で運用するには、これらのシステムは余りにも複雑で、扱いが難しいため、一部の重要拠点に設置されただけで多くが倉庫にストックされることになった。この余剰兵器を倉庫で発見した開発局の技術者は、システムが丸ごと独立したパッケージとなっていることに着目、ファルケの機体自体に大きな改造を施さずに搭載が可能と判断し、12台の機関砲を搭載可能なように改造した。
砲身は4本のアクチュエーターを内蔵したフレームで支えられており、空中機動時のGによるブレを機械的に補正するようになっていた。軽量化のために外装をすべてはがした機関部に3つの弾倉が取り付けられた。3つの弾倉からの装填はモーターにより行われ、瞬時に弾薬を供給する弾倉を変更することができた。
索敵および照準システムは、機関砲本体下部の光学・赤外線シーカーおよび前方監視システムポッドに振り分け、火器管制装置もポッド内に納め、機体の中枢コンピュータで制御できるようにした。これらの方式は、機関砲のシステムに問題が発生した場合、すぐに23mm機関砲に換装できるようにし、貴重なファルケが戦力外にならないように配慮された結果である。
同時に、重い35mm機関砲を搭載しつつも機動力を失わないようにと、機体後部の加速用エンジンが高出力・長時間燃焼型のYa-400に換装された。
早速6機の試験機が作られたが、作られたと同時にそれらは無意味なものとなってしまった。別の35mm機関砲が制式採用されることになったのである。その機関砲はシュトラール軍が航空機用に開発していたもので、新型戦闘機Ze145に搭載されたものの完全なコピーであった。
作られた試験機は予定通り世界各地のファルケ装備部隊へと送られたが、ラップランドに展開する第58戦闘航空団第24戦闘飛行隊以外は受領と同時に23mm機関砲に換装してしまった。第24飛行隊は、シュトラール軍が物資を輸送に利用しているムルマンスク鉄道への空襲を任務としており、大口径機関砲搭載機が必要だったのである。飛行隊は余った機関砲と弾薬をかき集め、装備機は対空砲改造砲搭載型の唯一の実戦参加機となった。
同機は「砲兵隊」と呼ばれ、対地攻撃のベテランである霧山千明中尉の専用機となった。

(ハセガワファルケを改造して作ったマイオリジナル機体の設定)

フリーゲ (Fliege)

fliege.jpg

(-)
制式名称:PKA wapurf (F) Fliege

シュトラール軍の宙間装甲戦闘スーツ。
傭兵軍が軌道戦に投入した宙間装甲戦闘スーツ「ファイアボール」により予想以上の損害に衝撃を受けたシュトラール軍総司令部は、同級の装甲戦闘スーツと小型の軌道戦闘ユニットの早期開発を命じた。
戦闘用宇宙服は存在はしていたが、作業服に毛が生えた程度の船内や衛星上での戦闘用であり、ファイアボールのような重武装・重装甲の機体には対抗できないことは明らかであった。
すでに実験機材としてPKAをベースにした月面用装甲作業スーツが開発され、月面での評価試験が行われていた。戦闘スーツは、この機体のデータを基に当時最新鋭機であったコンラートをベースに開発されることになった。
「F型実験兵器」のコードネームが付けられた機体は、軌道上と月面という低重力下で活動することだけを考えられており、重量を無視して地上では動けない程の装備を搭載した。そのため胴体はPKAのものより一回り以上大きくなった。胴体内には広範囲レーダーをはじめとするセンサと、推進エンジン、生命維持装置が詰め込まれた。
さらに腕部は独立しており、コクピット内で遠隔操作するようになっていた。これは人命を第一とするシュトラール軍の思想の現れで、パイロットは気密服を着用した後に戦闘スーツに搭乗するため、スーツの腕部に腕を通せないためであった。
秒速数kmという高速での戦闘を行うため、武装は点照射ではなく面照射の拡散エクサイマーレーザーガンが採用された。レーザーによる弾幕を構成し、ファイアボールの装甲ではなく、弱点であるセンサやむき出しの推進装置に損害を与えることが目的であった。しかし、面照射を直撃させれば、主要装甲を完全に破壊することも可能であることが実戦で確認されている。
外部監視装置に関しては、当初は軌道戦闘ユニット(後のエッグイーター)に搭載が予定されていた間接視認システムをF型実験兵器も装備することになっていたが、実戦配備が優先されたため、防弾/遮蔽ガラスによる覗き窓を装備することになった。これが同機の弱点となった。
2886年1月に先行量産機50機が月面に展開するトーテンコップフ戦闘団に配備され、すぐさま傭兵軍の月面基地襲撃作戦に投入された。
F型実験兵器には、「Fliege(蝿)」の愛称が付けられた。これは、フリーゲのシルエットがハエに見えるから(大きな覗き窓が眼、胴体上後方に取り付けられたブレードアンテナ兼スタビライザーが羽根、背部が腹)だと言われている。

(マックロ本2を読まずに書いてます。読んだら修正します)

1/20 マシーネンクリーガー フリーゲ1/20 マシーネンクリーガー フリーゲ
(2009/07/31)
Wave

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ポーラーベア (Poler Bear)

polabar.jpg

(-)
制式名称:AFS C.D type

傭兵軍の寒冷地仕様の装甲戦闘スーツ。
統治時代より、シュトラール軍は汚染の少なかったシベリアやアラスカ、スカンジナビア半島、北米ハドソン湾周辺、グリーンランドなどの北極圏に拠点の多くを持っていた。それらの拠点を攻略するためには、極地での活動に適した兵器を必要としていた。
傭兵軍の主力兵器であったAFSは元々砂漠の気候に合わせて作られており、寒冷地でも活動することは可能であったが、それは短期間であり、攻略戦といった長期間の行動はできなかった。そこでAFSの寒冷地仕様機が作られることになった。
機体フレームと駆動装置はAFS Mk.IIのものが使われ、機体はAFS Mk.IIIのものが使われた。これは、Mk.IIIで採用された新設計の機体は容量に余裕があり、Mk.IIの機体に比べて改造が容易であるからであった。さらに、吹雪などで視界が著しく制限される状況下では、Mk.IIIの視野の広いヘルメットはMk.IIのそれより有効であることも、Mk.IIIの構造が採用される理由となった。
機体は気密性が高められ、装甲の裏に断熱材が充填された。機体内部はエアコンとエンジンの廃熱を利用して温められた。周囲より数十度も高くなる機体内部温度は、赤外線系のセンサでの被発見率が上がる原因となるため、装甲と断熱材の間に陰圧化した熱遮断構造体を取り付け、赤外線の発生を抑えている。
極寒地ではバッテリーの効率が低下するため、バッテリーと燃料電池を併用する形になっている。バッテリーと燃料電池はエンジンの排気ガスや廃熱で温められ、排気ガスは温度を下げて排出される。この廃熱循環システムはテスト時には問題なく動いたが、実戦では故障が相次ぎ、行動不能になったり、エアコン停止のために凍死者が出るなどの問題が発生した。この欠陥に対しては様々な対応策が取られたが、停戦に至るまで解消されることはなかった。
廃熱循環システムを導入したことにより燃料タンク等の容量が減ったため、増加燃料タンクと不凍液タンクが外部に装備された。
武装は発射回数を減らす代わりに最大出力を向上させたPrg.42b中間赤外線レーザーで、至近距離であればナッツロッカーにも致命的な打撃を与えることが可能である。
寒冷地仕様AFSは、「AFS C.D type(AFS寒冷地仕様)」の制式名が与えられ、2885年末から生産が開始された。AFS C.D typeには「ポーラーベア(ホッキョクグマ)」のあだ名が付けられた。
2886年1月から、北極圏に展開する部隊のAFSとの交換と言う形で配備が開始され、シュパウヘンブルク包囲戦と、その前後の無人兵器狩りにも多くの機体が参加している。
なお、部隊配備されたポーラーベアには6本脚のホッキョクグマのマーキングが描かれることがあるが、これは北極圏で目撃されるホッキョクグマに由来している(地球のホッキョクグマは23世紀に絶滅しているはず、であるのだが)。

(初出:Ma.K BD 設定:かなりの部分がマイオリジマル)

1/20 マシーネンクリーガー AFS ポーラーベア1/20 マシーネンクリーガー AFS ポーラーベア
(2007/12/22)
不明

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ファルケ (Falke)

falke.jpg

(-)
制式名称:Panzer Jagd Kampf flugzeug 85

傭兵軍の反重力重装甲襲撃機。
2882年の開戦時より、制空権は兵力・装備に勝るシュトラール軍のものであった。
傭兵軍はシュトラール軍の主力戦闘機PK40をコピーしたJ40(S)をそれなりの数を揃えることで対抗したが、新型のPK41「ホルニッセ」が登場すると空戦での勝利は望めなくなった。
制空権を得たシュトラール軍は空襲を激化させ、数だけが頼りの傭兵軍/民兵軍を圧倒した。
制空権の確保を目的とした制空戦闘機の開発は2883年春頃から始められていたが、航空機開発のノウハウが乏しい傭兵軍開発陣にとって、技術的なブレイクスルーが無い限り、空戦に勝てる機体を生み出すことはほぼ不可能であった。
2885年3月3日、オーストラリアの傭兵軍支配地域に奇妙な機体が不時着する。識別呼称X-K427、暗号名「ファイアフライ」と呼ばれた機体は、シュトラール軍の反重力機関を搭載した実験機であった。
早速機体と反重力機関の解析が行われた。従来の反重力機関は運転時に人体に有害なパルスを発するが、実験機のものは、分厚いシールドで覆うことで処理していた。そのため浮揚重量が少なく、ファイアフライも4基の反重力機関を搭載することで浮揚、飛行していた。
ともかく画期的な推進機関を手に入れた傭兵軍は、今までの航空機の概念を打ち砕く航空機を開発した。
わずか3ヶ月で設計・試作が完了するという驚異的なスピードで生み出された機体は、揚力の事を全く考えていない形状をしていた。コクピットと反重力機関、高速推進エンジンを納めた胴体から、反重力機関と発電機をセットにしたパワーユニットを納めたアームと呼ぶのがふさわしい小胴が左右前方に突き出され、上から見ると「Y」の字となっている。
コクピットは間接視認システムを採用することによって完全装甲化し、数百年もの間戦闘機の唯一の弱点であったキャノピを廃することに成功した。さらに反重力という推進システムを採用したことにより、重量にそれほど気を使う必要はなくなり、機体全体を地上兵器と同等の装甲板で覆い、驚異的な防御力を有することになった。
2885年6月14日に初飛行した新型戦闘機は、Pkf.85「ファルケ(鷹)」と名づけられた。空中での機動性能や速度性能などは予想以上であり、反重力機関を利用した空中静止からの急反転などの機動は、今までの航空機では対応不可能であった。軍関係者の反応も上々で、自ら操縦桿を握った傭兵軍空軍の重鎮クレルヴォー中将は、試験飛行直後に500機の緊急量産を命じるほどであった。
生産はすべての航空機生産を中止し、一部の地上兵器のラインを利用するという緊急手段を使って行われたが、9月下旬までに完成したのは100機程度であった。
ファルケの初陣は9月23日に開始された「スーパーハンマー作戦」であったが、本来作戦は9月上旬に行われることになっていたが、空軍を握るクレルヴォー中将がファルケが100機揃うまで作戦の延期を強硬に主張したからであった。
スーパーハンマー作戦は失敗に終わるが、ファルケは初陣で損失2機に対して、敵戦闘機21機の撃墜破を記録、100輌近い車輌を撃破した。
初期型のファルケは、23mm6砲身機関砲を装備したが、弾道性能は良いが威力に欠けると指摘された。当初は中間赤外線レーザーやエクサイマーレーザーの搭載が検討されていたが、前者は大気減損が大きすぎて要求を満たせず、後者はSAFSに搭載が優先されていたため若干機に搭載されただけであった。
中期型以降は搭載武装は35mm機関砲に強化され、爆装も可能となった。エクサイマーレーザー搭載機も作られ、対地攻撃に威力を発揮した。
ファルケは空戦性能でPK41を圧倒した。PK41の搭載武装ではファルケの装甲を破ることはできず、唯一の弱点である胴体左右に広げられたスタビライザーを撃ち抜かれても、激しく安定を失うものも墜落することはなかった。
2885年秋以降、制空権を巡る争いは拮抗し、それにより傭兵軍は地上戦でもシュトラール軍と互角に戦うことができるようになったのである。


(2009年にハセガワからキットが発売されたのヨ)
1/20 マシーネン クリーガーシリーズ 傭兵軍 反重力装甲戦闘機 ファルケ Pkf.851/20 マシーネン クリーガーシリーズ 傭兵軍 反重力装甲戦闘機 ファルケ Pkf.85
(2009/03/18)
ハセガワ

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ファイアボール (Fireball)

fb.jpg

(-)
制式名称:SAFS Space type

傭兵軍の装甲宙間戦闘スーツ。
2885年9月に行われた大反攻作戦「オペレーション・スーパーハンマー」は、兵力集結段階からシュトラール軍の情報収集/監視衛星によって監視されており、作戦開始直後から大兵力よる阻止攻撃を受け、多くの部隊が前進できぬまま失敗に終わった。
その後も傭兵軍は衛星からの情報により誘導されたシュトラール軍の迎撃を受けるようになり、衛星の撃破が急務となった。
同時に太陽系外から送られてくる補給物資の中継点となっている月と地球とを結ぶ輸送ラインの確保も必要であった。
大型の宙間戦闘艇を常駐させる力は傭兵軍には無く、小型の戦闘ユニットを地上より打ち上げ、戦闘終了後回収船により回収する戦法が採択された。
戦闘ユニットに選ばれたのが、当時最新鋭機であったSAFSであった。元より機密性の高かったSAFSの内部を与圧できるように強化し、宇宙線を防御するシールドを主装甲内面に装着した。プロペラントタンクと推進エンジンが背部に装着され、それまで燃料タンクが納められていた箇所には酸素タンクと燃料電池が搭載された。シールドを装備したために分厚くなった頭部ハッチからはオプチカルユニットが取り外され、代わりに機体前部に装着された。
宙戦用SAFSは地上型と外見上は似ているが、パーツの共通性は60%しかなかった。量産型に至っては、最初から無重力・低重力向けに作られているためフレームと駆動装置だけしか共用できなくなっている。
機体全体にはオフホワイトの耐熱塗料が塗られた。塗料といっても肌理(きめ)は荒く、パテに近いものである。表面塗装は低軌道での高速飛行による空気分子との衝突や、高エネルギー線(レーザーを含む)を受けるなどして溶解するため、帰還するたびに塗り重ねられた。機体によってはひびが入るほど厚く塗られている。
わずか3週間でテスト機を兼ねた極初期型3機が生産され、ろくなテストもされないまま2885年10月、初の実戦である衛星攻撃作戦「オペレーション・ピールバナナ」に投入された。
汎用宇宙輸送船バナナ・ボートで軌道に運ばれた3機の宙戦用SAFSは、シュトラール軍の軌道哨戒艇シュテルネールを撃墜し、衛星の破壊にも成功した。
宙戦用SAFSは2885年11月からゆるやかであるが量産が開始され、地球低軌道へ打ち上げられる軌道襲撃部隊と月面に常駐する月面戦闘部隊に配備された。
量産型の宙戦用SAFSは、SAFSから改造された極初期型とは違い、操縦装置が改良され、機体各部にガス噴出孔が装備され、細かい機動が可能となった。
小型で機動性の高い宙戦用SAFSは「ファイアボール」と名づけられた。これは推進エンジンを全開にして突っ込んでいく姿に由来していると言われるが、部隊の隊員は、被弾には弱く、酸素タンクやプロペラントタンクが爆発して火達磨になるためと、自嘲気味に語っている。
生産はファイアボールSGの生産が開始される2886年中頃で終了したが、機体は停戦まで使用された。

パックレーテ (PaK Krote)

pak.jpg

(-)

クレーテを改修し、1.5cm六砲身機関砲を7.5cm砲に換装した武装強化型。
搭載している砲は銀河中の戦場で野砲としても対戦車砲としても使われている標準的な3インチ砲で、開戦初頭にシュトラール軍傭兵軍のある補給基地を占領した際に捕獲したものであった。捕獲された数十門の砲は薬室をシュトラール軍の7.5cm砲弾が使えるように改造されたが、機動性に乏しいためしばらく使用されていなかった。
そんな状況の中、戦場から回収されたクレーテの修理を担当していた某技術士官が、ストックされている7.5cm砲の搭載を思いついた。クレーテの火力増強と、7.5cm砲に機動力を与えるという一石二鳥の発案は承認され、数機のテスト機が作られた。
改造機はAIと射撃管制装置を砲撃用の物に換装し、偵察装置は最低限のものだけが残された。空いたスペースには砲機関部が入れられたが、自動装填装置と15発入り弾倉は砲塔後部に突き出されることになった。脚部は反動に耐えられるように強化された。
実戦テストの結果、7.5cm砲の反動は予想以上に大きく、脚部が損傷したり、砲撃後に数秒間AIがダウンする等、不具合が発生した。しかし、元々使い捨て偵察機として使われ、損傷のために回収された機体と、倉庫を埋めることしかできなかった7.5cm砲の組み合わせであり、少々の問題は目をつぶることとした。7.5cm砲が搭載されたクレーテは主に後方警戒用として配備された。
現地部隊は7.5cm砲を搭載したクレーテを「PaK Krote(パックレーテ)」(PaKは対戦車砲を表す言葉)と呼んだ。前線でのパックレーテの評判は上々で、7.5cm砲の爆発火力はレーザーを主兵装とする装甲部隊にとっては、家や防護陣地に立てこもる歩兵を制圧するのに無くてはならないものとなった。噂を聞きつけた各部隊はパックレーテの配備を希望し、ストックされていた砲はあっという間に底をついた。
そこでシュトラール軍は、植民地派遣軍で使用していた同級の7.5cmPaK43多目的砲を改造キットとともに地球に送り、パックレーテの改造に使用した。
2885年になると、ノイ・スポッターの配備により予備兵器となったクレーテが改造のベース機に使用された。2886年に配備が開始された新型のキュスターのうち十数機が製造段階からPaK化されていた。

PK43 ホルニッセ (Hornisse)

pk40_3.jpg

(ぺーかー・-)

PK41の改良型でグスタフおよびコンラート搭乗専用となったタイプ。
基本構造はPK41と変わらないが、操縦系統がPKAのものとは異なり、互換性が無くなっている。これは、2886年に入ってPKAの生産ラインがグスタフおよびコンラートに完全に移行したためであった。重量が増したグスタフ/コンラートを乗せるために、エンジンが大出力のものに換装されており、それに伴い燃料タンクも増量された。
前線での混乱を防ぐためにPK43は部隊ごと機種変換された。
メルジーネ配備後には、若干数がメルジーネ搭乗用に改装されたとなっているが、詳細は不明である。

PK41 mit Gustav

pk40_2.jpg

(ぺーかー・-・みっと・ぐすたふ)

新型PKAであるグスタフを乗せるために改装されたPK41
接続ラッチと脚支えがグスタフの機体にあわせて変更されているが、PKAの搭乗も可能となっている。その他の部分は通常のPK41と変わっていない。
PK41 mit グスタフは、ペアとなっていたPKAが損傷したために空いたPK41に、グスタフを乗せてみようという現地部隊の発想から生まれた機体で、2885年10月頃に初飛行を行った。
結果は上々であり、その部隊が所属していた連隊の隊付整備中隊が改装を担当し、多くのPK41がグスタフの搭乗可能機に改造された。
すでにグスタフ専用のホルニッセであるPK43が試作されていたが、生産が間に合わないため、急遽150機分の改造用キットが地球に送られた。
PK41とmit グスタフは厳密には違う機体であるが、現地部隊ではどちらもホルニッセと呼び、区別無く運用された。
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