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ギガント・フロウ

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グッカー(Gucker) PKA Ausf G-16/R-1

g16.jpg

(ぺーかーあー・あうすふ・げー・-)

 2885年のスーパーハンマー作戦の失敗後から、シュトラール軍が低軌道に配置した偵察衛星や、無人偵察機による偵察・監視活動を避けるために、傭兵軍は悪天候時や夜間に大規模な部隊移動・物資輸送等の活動を行うことが多くなっていた。特に軌道上への物資打ち上げは、航空攻撃を避けるために大半が夜間に行われた。
 2886年に入ると打ち上げ数は増し、軌道戦力の充実はシュトラール軍の制宙権を脅かし、一部では奪われる結果となった。そこでシュトラール軍は夜間襲撃専門の部隊を編成し、打ち上げ・部隊物資輸送阻止作戦を行う事とした。
 襲撃部隊は、夜間装備を搭載した無人兵器が中心となっていたが、目標捕捉・選択、情報収集にはやはり人間の眼が必要であり、無人兵器に随伴し、指揮誘導を行う有人兵器が必要とされた。
 当初はカングールが適任とされたが、生産数の少なさと、輸送機材への搭載が難しい事が指摘され、装甲スーツをベースとした機体が開発されることとなった。ベースに選ばれたのは、機体容量に余裕のあり、生産数も十分であるPKAグスタフ」であった。
 試作機の生産はオーストラリアの兵器整備廠で行われた。組み立て前の機体と損傷により回収された機体数機が選ばれ、本国で設計・生産された夜戦キットが組みこまれた。こうして作られた機体は、G-4/R-1「グッカー(Gucker=眼)」と呼ばれた。
 8月に行われた、傭兵軍の軌道打ち上げ基地への大規模襲撃作戦「ネッカー演習」で勇名をはせることとなったグッカーは、各戦線から配備を要求されるようになった。しかし、G-4/R-1の生産数はグスタフの生産に影響を与えないように少なく設定されており、要求を満たすことは無理であった。そこで、技術力の劣る植民星工廠での生産のためにホルニッセ搭乗能力を削除し、大きいが安価で出力のあるエンジンに換装した簡易生産型のG-10/G-14をベースに夜戦型が作られることとなった。これにより生産されたのが、G-16/R-1である。
 G-16のベースとなったG-14は、生産段階よりサイドキャノピ用の開口部が無く、構造的に防御力はグスタフを上回っていた。サイドキャノピがあった部分には、側方レーダーとレーザ/赤外線/紫外線系前方監視装置が搭載された。前方監視装置の捉えた映像は、戦術ディスプレイ上やパイロットが装備するヘルメットサイトに投影されるようになっている。胴体前方のセンサーユニットには、低光量光学カメラやサーチライト、レーザー目標指示装置などが搭載されているが、機体によってそれらの装備は違っている。
 遠距離からの赤外線探知をさけるために、機体内部の熱は装甲板内部に張り巡らされた流体型サーマルジャケットで吸収し、エンジンカバー上部に取り付けられた排熱コンバーターにより外気と混合されて排出されるようになっており、排熱コンバーターの駆動にはエンジン排気のエネルギーが使われた。エンジン排気も同様に外気が混合され、赤外線抑制型排気口の効力と相まって、外気温にほぼ近い温度にまで下げられて排出される。さらに搭乗パイロットも赤外線放射を遮断するサーマルスーツを着用、身体の熱も水冷式アンダースーツにより吸収し、赤外線放射を小動物並にするという徹底した設計になっている。
 キャノピも赤外線の排出を減少させるコーティングがなされているが、コーティング剤がキャノピの透明度を減らすために、裸眼での情報収集を好むパイロットを中心に、コーティングを行わない者も多い。
 無線システムは、通常のシステムと共に無人兵器との交信を目的としたFuG51/56が搭載され、頭部装甲板の上部にループアンテナが装備されている。
 武装はベースになったG-14と同系のPWM.41/ASで、G-4/R-1のように専用の夜戦照準機は搭載されていない。これは、PWM.41/ASが複合照準機をすでに装備しているためであった。
 G-16/R-1は2886年9月よりヨーロッパ戦線に配備が開始された。最初にG-16/R-1を装備した第15夜間襲撃大隊は、バラトン湖周辺の湿地帯で戦闘を行った。同大隊の装備機は、湿地帯に生息する大型両生類を参考にした迷彩を施しており、そのため「カエル大隊」と呼ばれている。

(2009年夏のワンフェスで販売予定のグッカーの設定。くわしくはこちら

グッカー(Gucker) PKA Ausf G-4/R-1

gustav_4.jpg

(ぺーかーあー・あうすふ・げー・-)

シュトラール軍が低軌道に配置した偵察衛星や、無人偵察機による偵察・監視活動を避けるために、傭兵軍は悪天候時や夜間に大規模な部隊移動・物資輸送等の活動を行うことが多くなっていた。特に軌道上への物資打ち上げは、航空攻撃を避けるために大半が夜間に行われた。
2886年に入ると打ち上げ数は増し、軌道戦力の充実はシュトラール軍の制宙権を脅かし、一部では奪われる結果となった。
そこでシュトラール軍は傭兵軍基地への夜間襲撃専門の部隊を編成し、打ち上げ・部隊物資輸送阻止作戦を行う事とした。
襲撃部隊は、夜間装備を搭載した無人兵器が中心となっていたが、目標捕捉・選択にはやはり人間の眼が必要であり、無人兵器に随伴し、指揮誘導を行う有人兵器が必要とされた。
当初はカングールが適任とされたが、生産数の少なさと、輸送機材への搭載が難しい事が指摘され、装甲スーツをベースとした機体が開発されることとなった。
ベースに選ばれたのは、機体容量に余裕のあり、生産数も十分であるPKA「グスタフ」であった。
試作機の生産はオーストラリアの兵器整備廠で行われた。組み立て前の機体と損傷により回収された機体数機が選ばれ、本国から送られてきた夜戦キットが組みこまれた。
サイドキャノピが装甲板で塞がれ、そこに側方レーダーとレーザー/赤外線前方監視装置が搭載された。前方監視装置の捉えた映像は、戦術ディスプレイ上やパイロットが装備するヘルメットサイトに投影されるようになっている。
遠距離からの赤外線探知をさけるために、機体内部の熱は装甲板内部に張り巡らされた流体型サーマルジャケットで吸収し、エンジンカバー上部に取り付けられた排熱コンバーターにより外気と混合されて温度を下げて排出されるようになっている。排熱コンバーターの駆動にはエンジン排気のエネルギーが使われる。エンジン排気も同様に外気が混合され、赤外線抑制型排気口の効力と相まって、大幅に温度が下げられて排出される。これらの装備により、夜戦型グスタフの赤外線放出量は生身の歩兵以下と言われている。
キャノピも赤外線の排出を減少させるコーティングがなされているが、コーティング剤がキャノピの透明度を減らすためにあまり好まれてはいない。
胴体前方のセンサーユニットには、低光量光学カメラやサーチライト、レーザー目標指示装置などが搭載されているが、機体によってそれらの装備は違っている。
無線システムは、通常のシステムと共に無人兵器との交信を目的としたFuG51/56が搭載され、頭部装甲板の上部にループアンテナが装備されている。
武装は通常のグスタフと同じであるが、夜間照準機が装備されている。パワーアームにはアームシュルツェンが装着されている。
夜戦型グスタフは、臨時編成された第2001夜間駆逐中隊に配備され、実戦テストが行われた。結果は満足できるものであり、夜戦型グスタフにはG-4の制式名称が与えられ、生産・配備が行われることとなった。
夜戦装備はR-1野戦改造キットの名前で制式化され、現地改修により夜戦型を生産できるようにされた。これにより夜戦グスタフは生産機/改造機を問わず、G-4/R-1と表記されるようになった。
夜戦グスタフは2886年夏より本格運用されるようになり、通常のグスタフと区別するために「グッカー(Gucker=眼)」と呼ばれるようになった。
8月には傭兵軍の軌道打ち上げ基地への大規模襲撃作戦「ネッカー演習」が行われ、そこで傭兵軍の新型装甲スーツ「スネークアイ」と交戦している。

(例によって勝手な設定です)

グスタフ (Gustav) PKA Ausf G-10

g-10.jpg
(ぺーかーあー・あうすふ・げー・-)

画期的な新兵器AFS/PKAは、銀河各地の大国の軍事関係者を興奮させた。
大国の多くは地球型の植民星を持ち、そこでの治安活動に送り込む兵員の損害に頭を悩ませていた。兵員の防護服には重量的制限があり、武装も軽火器に限られていたため、惑星間戦争時の余剰兵器で重武装化したゲリラや反政府組織に対抗することは困難であった。
そんな状況に対応するためには、装甲と武装ともに要求以上の性能を持つ装甲戦闘スーツはうってつけであった。が、AFSは地球から輸出されるはずもなく、唯一のものはシュトラール共和国のPKA系列だけであった。
各国から要請を受けたシュトラール共和国であったが、PKAは最新鋭兵器であるため無条件に輸出・ライセンス生産を行うわけにはいかなかった。
同盟国の一部に駆動装置と武装の一部だけのライセンス生産権が下ろされる一方、生産機の輸出を行うことが決定された。輸出型機は、シュトラール軍が使用しているものと略同型であったが、機体内部装備や火器管制装置、通信機材などが輸出向けに性能が劣る、形状も違うものが搭載されることになった。
輸出型として作られたのはハインリッヒとグスタフの二種類で、生産は本国ではなく、植民星の機械製作会社で行われた。工場の中で最大級の規模を持つのがラル社で、惑星間戦争時からシュトラール軍向けの兵器生産を行っていたため、生産開始にはそんなに時間が掛からなかった。
ラル社で生産されるグスタフは、ホルニッセへの搭乗機構がすべてオミットされており、陸上戦闘能力を重視しているため各部の装甲が強化されていた。エンジンは通常のグスタフのものと同出力を出すものの寸法が大きく、静粛性などが劣る安価なタイプが搭載されていた。そのため、背部には機体からはみ出たエンジンを防御するために、防音カバーを兼ねたエンジンカバーが装備された。
武装は、ラル社が独自に改良した蓄電能力が高められたPWM.41/ASが装備され、連射性能が向上していた。
最初の生産機がロールアウトする寸前に状況が変化する。2885年9月に傭兵軍による大反攻作戦が行われ、その後の世界各地での敵軍の攻勢に憂慮した軍が、PKAの輸出を停止し、すべての生産機を地球での戦いに転用することを決定したのである。
ラル社製のグスタフには「PKA Ausf G-10」の制式名称が与えられた。初期ロットの機体はセンサや通信機器を装備せずに地球に送られ、現地でシュトラール軍仕様の装備品が搭載された。
最初にG-10を装備したのは、オーストラリア・タスマニアに展開していた独立突撃戦車大隊であった。同大隊は純粋な戦車大隊であったが、G-10の到着を期に装甲擲弾兵中隊を付属させることになったのである。G-10が戦車大隊に配備されたのは、G-10がホルニッセ搭乗装置を持たない純然たる陸戦仕様機だったからである。
その後G-10は戦車大隊に付属する装甲擲弾兵中隊や、陸戦ハインリッヒからの機種転換部隊に優先配備された。
G-10は停戦までに数百機が生産されたとされるが、正確な数は不明である。
ラル社製のグスタフは、ニーベルンゲン製作所製のグスタフより性能はやや劣るが、寸法的に余裕のある作りとなっており、大柄なパイロットや一部のエースパイロットに好まれた。
夜間装備を搭載した夜間襲撃機タイプも若干数が作られている。

○PKA Ausf G-14
G-10の改良型で、生産当初より機体側面のサイドキャノピを廃止し、一体型のボディシェルにより防御力を向上したタイプ。
(サイドキャノピを装甲板で塞いだ機体の中には、爆風等で装甲板が外れるものがあり、問題となっていた)
サイドキャノピがあった部分にはD/F型と同型のレーダーバルジが設置され、視界の狭まりを補完している。
G-10同様、装甲擲弾兵中隊やハインリッヒからの機種転換部隊に優先配備された。

ワンフェス2008夏に販売したフルスクラッチ・グスタフのマイオリジナル設定)

グラジエイター 先行量産機(Gladiator もしくは Gradiator)

gra01.jpg

制式名称:HAFS グラジエイター

傭兵軍の四脚歩行重装甲戦闘服。
AFSの成功により、傭兵軍は同規模であればシュトラール軍の野戦部隊を軽く撃破するだけの火力を歩兵部隊に付与することができた。しかしながら、レーザーしか固定武装を持たないため、コンクリートなどで分厚く防護された目標を攻撃したり、建物に立てこもる部隊の駆逐には以前よりも時間がかかるようになった。
さらに、全身を装甲化したため視野や聴覚が制限されることになり、AFSの索敵範囲は通常の歩兵に劣るようになった。レーダーを搭載したが、レーダーの使用には制約があり、光学・電子的シーカーもAFSの機体には搭載できなかった。
そこで、AFS部隊を支援するための大型機が開発されることになった(一部で誤解されているが、二脚歩行形式の重AFSの開発計画と、この計画はリンクしていない)。
設計は、多脚歩行機器の開発に定評のあるボムフォル&チオネル社に依頼された。ボ社は、シュトラール軍に無人歩行戦車「クレーテ」を提供していたが、多国籍企業であるためその辺りは問題にならなかった。
ベースになったのは、地球型惑星開発用に使われていた四脚型の歩行機材で、胴体の後背部にエンジンを積み、駆動部は胴体の下部に位置していた。この形式は、背面に広い面積を、胴内部に大きな容積を得られる利点がある反面、背が高くなる欠点もあった。しかし、背が高い分踏破能力も高くなるため、傭兵軍関係者は欠点には目をつぶることにした。
装甲の強化を要求されたボ社は、傭兵軍にSAFSで使われている間接視認システムの技術提供を求めた。同システムが使えない場合は、背面に大きな死角ができるため、コクピットに大きな開口部を設ける必要があり、それでは要求を満たすことは不可能であった。間接視認システムは極秘中の極秘だったため、傭兵軍は当初提供を拒んだが、技術流出があった場合の補償契約を取り交わした後に、システムが提供された。
完成した試作機は、前部にSAFSの胴体を丸のまま埋め込んだような形となっていたが、装甲はSAFSより強化された。
操縦は操縦桿で行うこともできるが、主に脳波コントロールで行うようになっていた。この脳波コントロールの完成度は非常に高く、実戦テストに参加したパイロットは、「機体が勝手に弾を避けた」と言ったほどである。このため、パイロットは索敵や指揮に専念することができるようになった。
2885年5月に、分解された形で地球に持ち込まれた数機の試作機が戦場での試験に参加した。四脚歩行戦車の機動力は予想以上に高く、AFSに充分に追従することができ、場所によっては完全に凌駕することもできた。脚部の被弾にも強く、万が一1本の脚を失っても、残りの3本で行動が可能であった。
武装は、榴弾火力の高い3連装100mmロケットランチャーを装備した。武装はこれだけであり、戦闘中の再装填も難しかったが、歩行戦車には火力よりも索敵・指揮能力が要求されたためそれほど問題にはならなかった(後日実戦投入されると、継戦能力の乏しさは問題となった)。
11月に先行量産機128機が到着、同時にHAFS「グラジエーター」の制式名称が与えられた。重AFSに分類されたのは、機体の性格を秘匿するのと同時に、パイロットがSAFSからの転換者が多かったからである。

(例によってマックロ本2との内容に随分差がありますので注意)

ガンス (Gans)

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(-)
制式名称:Panzer Aufklärungs SK602

シュトラール軍の無人装甲二脚歩行偵察機。
月面での偵察任務用に採用されたガンスは、予想以上の性能を示し、大量に配備されることが決定した。生産はシュトラール本国で行われ、高速輸送艦により月軌道上にまで輸送された後、各月面基地に振り分けられた。
月軌道上から基地までは連絡艇や無人輸送コンテナといった無武装の低速船が使われることが多く、何隻かは傭兵軍の月面襲撃部隊の空襲に運悪く巻き込まれ、積荷ごと撃沈されてしまった。その中の1隻が完全破壊を免れ、傭兵軍に捕獲された。積荷には50機のガンスが含まれていた。その後、傭兵軍の支配地域へと牽引されていた輸送艇は、シュトラール軍の軌道迎撃部隊によって再捕獲されることになった。
月面司令部は再捕獲した積荷の中に含まれていたガンスの処遇に苦慮した。少なくとも2機のガンスのAIや電子装置にアクセスした痕跡があったからである。高度に無人化の進んでいた月面部隊にとって、そのネットワークに異物が混じることは致命的な問題となる。再捕獲機が狡猾な傭兵軍によって、情報網を破壊するためのウィルス爆弾となっている可能性もあり、月面や近い地域でAIの解析や機体の破壊を行うこともできなかった。そのため、再捕獲機はすべて地球に輸送されることになった。
機体を受け取った欧州方面軍は、優秀な偵察機を廃棄処分にするのを惜しみ、技術情報局との協議を重ね、通信網にアクセス制限を施すなどの改造を行うことで配備を可能とした。
地上で必要としない緊急用推進エンジンとプロペラントタンクを取り外し、代わりに自衛用の左右各3基のシュレックを搭載した。無防備であった頸部と脚付け根には、破片避けの装甲板が追加装備され、チャフ・スモークディスペンサーも頭部に装着された。
改造ガンスはクレーテの代わりとして装甲捜索大隊に配備された。新型の偵察装置とAIは威力を発揮し、ノイ・スポッターより高い耐久度は、有益な情報を持ち帰ることを可能とした。欠点は、ノイ・スポッターのように分析記憶ユニットを持たず、ネットワークへのアクセスも制限されているため、情報の蓄積に制限があることと、武装を持つためAIが強引な行動を行ってしまうことであった。
50機の改造ガンスは数週間で消耗したが、機材の高性能に満足した地上部隊は改造ガンスの再配備を要求した。そこで輸送中の月面ガンスのうち100機が緊急改造され、地上に送られることになった。
改造ガンスは「陸戦ガンス」と呼ばれるようになった。

(マックロ本2が見ツカリマセン)

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(2008/12/18)
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ガンス (Gans)

gans_0.jpg

(-)
制式名称:

シュトラール軍の月面無人偵察機。
傭兵軍の宙間装甲戦闘スーツ「ファイアボール」による、月面施設に対する襲撃作戦が繰り返され、月面守備部隊はその対応に苦慮していた。地球・月軌道に監視衛星を配置し、襲撃部隊の接近を警戒するとともに、降下した部隊を月面で捕捉するための無人哨戒網が配置されることになった。
「ヒンメルベッド」の暗号名で呼ばれた、クレーターの淵や高地に配置された固定式のセンシングピケット基地と、月面を移動する無人偵察機が組み合わされた哨戒網は、2885年末にはその一部が完成して稼動を開始した。
その哨戒網で使われたのが、クレーテノイ・スポッターという二大偵察機材を組み合わせた無人偵察機「ガンス(ガチョウ)」であった。
当初はノイ・スポッターをそのまま配備することも考えられたが、反重力機関を月面の重力に合わせて調整することが難しく、機体容量に余裕が無いため冷却装置が搭載できない等、月面での不向きな機材であった。長距離・長時間の哨戒任務を行うには、燃料や冷却装置の関係上それなりの大きさの機材が必要であり、そこで考えられたのが、二脚歩行タイプの機体であった。
ガンスは、クレーテの駆動装置にノイ・スポッターのセンサヘッドとAIを搭載したもので、胴体側面に緊急脱出用の推進エンジンを2基搭載している。分析記憶ユニット(AMU)は搭載されず、偵察情報は基地にリアルタイム送信されるか、機内メモリに蓄えられ、分析は基地や他の大型機が行った。
ケーニヒスクレーテが配備されると、ヒンメルベッド計画は凍結され、ケーニヒスクレーテを中心とした無人兵器による索敵・殲滅戦術が取られるようになり、多くのガンスがその指揮下に入るようになった。
ガンスは2886年はじめに15機が配備され、その後数百機が月面に配備された。

(大半がマイオリジナル設定)

カウツ (Kauz)

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(-)
制式名称:PKA wapurf (K) Kauz

シュトラール軍の宙間装甲戦闘スーツ。
傭兵軍が軌道戦に投入した宙間装甲戦闘スーツ「ファイアボール」により予想以上の損害に衝撃を受けたシュトラール軍総司令部は、同級の装甲戦闘スーツと小型の軌道戦闘ユニットの早期開発を命じた。
戦闘用宇宙服は存在はしていたが、作業服に毛が生えた程度の船内や衛星上での戦闘用であり、ファイアボールのような重武装・重装甲の機体には対抗できないことは明らかであった。
すでに実験機材としてPKAをベースにした月面用装甲作業スーツが開発され、月面での評価試験が行われていた。宙間装甲戦闘スーツは、この機体のデータを基に当時最新鋭機であったコンラートをベースに開発されることになった。
宙間装甲戦闘スーツは「F型実験兵器(後のフリーゲ)」と「K型実験兵器」の二系統が作られることになった。F型はファイアボールと同級機で早期実戦配備を目指し、K型は新機軸を盛り込み、ファイアボールを上回る性能を付与する事を目的としていた。
「K型実験兵器」のコードネームが付けられた機体はF型と同型の機体をベースとしていた。軌道上と月面という低重力下で活動することだけを考えられており、重量を無視して地上では動けない程の装備を搭載した。そのため胴体はPKAのものより一回り以上大きくなった。胴体内には広範囲レーダーをはじめとするセンサと、推進エンジン、生命維持装置が詰め込まれた。索敵装置はF型のものより強化されている。
視認装置は、シュトラール軍待望の間接視認システムが搭載された。これは傭兵軍のSAFSに装備されていたものを解析し、そのデータを参考にシュトラール軍で開発していた同システムを改良したものであった。傭兵軍のシステムが情報の大半を視神経に送り込むのに対して、シュトラール軍のシステムは大型ディスプレイの映像をメインとし、視神経へは補助的な情報のみを送り込むという形式であった。もちろんこの割合は調整可能である。この間接視認システムは、K型装甲戦闘スーツと、新型軌道襲撃機(のちのエッグイーター)に採用された。
ディスプレイ併用のためシステムそのものは大きく、システムを内蔵したコクピットハッチは機体前方に大きく突き出すことになったが、肥大した胴体に合わせてバランスが取れ、独特の力強いシルエットを生み出すことになった。
腕部は独立しており、コクピット内で遠隔操作するようになっていた。これは人命を第一とするシュトラール軍の思想の現れで、パイロットは気密服を着用した後に戦闘スーツに搭乗するため、スーツの腕部に腕を通せないためであった。
秒速数kmという高速での戦闘を行うため、武装は点照射ではなく面照射の拡散エクサイマーレーザーガンが採用された。レーザーによる弾幕を構成し、ファイアボールの装甲ではなく、弱点であるセンサやむき出しの推進装置に損害を与えることが目的であった。しかし、面照射を直撃させれば、主要装甲を完全に破壊することも可能であることが実戦で確認されている。
F型宙間装甲戦闘スーツ(フリーゲ)が2886年1月に実戦配備されたのに続き、2月には「カウツ(フクロウ)」と名づけられたのK型装甲戦闘スーツの初期型が月面部隊に配備された。
カウツはフリーゲ小隊の索敵機を兼ねる指揮官機や、月面部隊のガンス中隊の有人指揮機など、索敵能力と情報収集能力を買われて主に指揮官機として使われた。
カウツは火力・防御力・機動性の面でファイアボールを上回り、傭兵軍の新型宙間戦闘スーツ「スネークアイ」とほぼ代わり無い性能を見せた。
後期型からは推進システムが強化され、生存性向上のために肩装甲をはじめとした増加装甲が追加された。
停戦後も生産が続けられ、2890年代に入ってもシュトラール宇宙軍の宙間戦闘スーツとして使われた。

□機体バリーエーション
○後期型
kauz.jpg

肩アーマーをはじめとした増加装甲が追加され、推進エンジンの出力が強化された。

○シュツルムボック型
若干機が生産された重装型で、カウツの機体後部に巡航用エンジンと高出力戦闘エンジンを組み合わせた推進ユニットを装備し、レーザーも出力・射程ともに強化されたタイプを装備する。「重カウツ」と呼ばれる。

(フリーゲ同様マックロ本2を見ないで書きました。シュツルムボック型については完全なマイオリジナル)

1/20 マシーネンクリーガー カウツ1/20 マシーネンクリーガー カウツ
(2009/07/31)
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間接視認システム

(かんせつ・しにん・-)

傭兵軍に組するシュパンダウ工科大学の兵器開発チームが開発した、画期的な映像投影装置のこと。
複数の光学センサや、各波長センサ(赤外線や紫外線など)、レーダーなどの映像を、視神経(脳?)に直接投影するという方式で、視力の強弱は関係なく、コクピット内が真っ暗でも、眼球が無くても「視る」ことが可能である。
網膜が捉えている情報を遮断し、替わりにセンサの映像のみを視ることも、網膜映像にセンサ情報をオーバーラップさせることも可能である。
システムがダウンすると、全く視ることができなくなるため、機体には補助的なディスプレイが装備されていることが多い。
元々同様の視認システムは開発されていたが、網膜や視神経、脳に影響を及ぼしたり、使用前にある種の薬剤を投与する必要があった。が、シュパンダウ工科大学のチームは、影響が少ないのと同時にシステムそのものの小型化に成功したのである。
完成した間接視認システムはAFSアーケロンでテストされたあと、SAFSで制式採用され、ファルケなどの重装甲機を生み出すことになった。

(こんな感じだと思う)

グリーンバッファロー (Green Buffalo)

gb.jpg

(-)
制式名称:不明

傭兵軍の重装甲歩兵戦闘車。
速度と航続距離は十分であるものの、長距離行軍を行うと体力を消耗してしまうAFSを迅速に戦場に送り込む必要があった。通常はトラック等を使用したが、非装甲の車輌では輸送時に損害を受けることが多かった。
装甲化された兵員輸送車が必要との要求に対して、全装軌式の大型車輌が用意された。大型戦車より大きな車体で、双胴タイプの胴体中央に兵員スペースを持ち、AFSであれば10機程度、SAFSでは6機程度を積載できた。車体前方には砲塔を持ち、ロングホーン対空/対地レールガンを左右1基ずつ搭載していた。対地攻撃専門の多砲身機関砲を装備する砲塔も試作されたが、制式採用はされなかった。
装甲も十分であり、レールガンを使用しての対空戦闘はもちろん、ナッツロッカーとの交戦も可能という性能を有している。
2885年3月に試作車が完成し、6月から部隊配備が開始された。
大型車輌のため生産数は少なく、古参の装甲猟兵中隊に優先的に配備された。

(初出:HJ 1985年6月号 設定:一部マイオリジナル)
※誤字の指摘、誠にありがとうございました。
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